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絶対になりたくなかった高校の先生になり、独自路線を歩んで、普通の先生には経験できない数多くの貴重な体験をして、ついに38年間勤め上げてしまいました。「先生に見えないね」が最高の褒め言葉。高校と今の日本、ものづくり、リペア、写真家&カメラマンなどの情報を発信しています。

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絶対になりたくなかった高校の先生になり、独自路線を歩んで、普通の先生には経験できない数多くの貴重な体験をして、ついに38年間勤め上げてしまいました。「先生に見えないね」が最高の褒め言葉。高校と今の日本、ものづくり、リペア、写真家&カメラマンなどの情報を発信しています。

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障がいのある生徒⑤〜温かく見守る生徒と先生に助けられ卒業へ〜

※このお話は、実話に基づいたフィクションです。実在の人物や団体などとは一切関係ありません。 合格から入学までの短期間で、準備を進めます。 7 入学後の対応 ・全階段に手すりを設置 ・洗浄機能付きトイレ2箇所 ・移動式階段昇降機の配備 ・車椅子を1階と教室階に配備 ・職員玄関に生徒用下足箱を設置 学校設置者等関係機関の支援により、学校としてできることに取り組みました。    入学後は、全教職員と全校生徒の理解と行動により、毎日楽しく充実した学校生活を送っていました。生まれて

    • 障がいのある生徒④〜生徒のことを思う先生たち〜

      ※このお話は、実話に基づいたフィクションです。実在の人物や団体などとは一切関係ありません。  時間をかけて数回の会議で、教職員の思いや不安をすべて聴きました。賛成、反対ではなく「この子のために高校として何をしてあげられるのか」    「今、この子に何が大切なのか」を考えました。 ・本校で学びたい意欲は高いことは全員が理解した ・不安や心配がいっぱいあることもわかる ・ここにいる全員の協力が必要である ・皆さんができないことは、私が率先して取り組む覚悟である ・本人、保護者は

      • 障がいのある生徒③〜この子のために一体何ができるのか〜

        ※このお話は、実話に基づいたフィクションです。実在の人物や団体などとは一切関係ありません。 3回目の面談です。いろいろ話をしてお互いに信頼関係ができつつあります。 本人と保護者の要望、希望を聴きました。 3 要望等の確認 ① 自分でできることは、時間がかかってもやりたい ② 車椅子は絶対に使いたくない ③ 階段に手すりが欲しい ④ 教室移動に時間がかかるので配慮してほしい ⑤ トイレに洗浄便座と手すりが欲しい ⑥ 体育の授業で配慮してほしい ⑦ 登下校は送り迎えをするので

        • 障がいのある生徒②〜この子を殺す気か!医師に怒鳴られたこと〜

          ※このお話は、実話に基づいたフィクションです。実在の人物や団体などとは一切関係ありません。  本人の様子と学校の対応を確認するために、中学校を訪問しました。次に来てもらうまでに、本人、保護者から受験での配慮と入学後の要望等を聴き取り、まとめることをお願いしました。  それを受け、本校で「できること。できないこと。」を明確にして、情報を共有します。  また、主治医と直接連絡を取って良いか本人と保護者に了承をとってほしいとお願いしました。 2  関係機関との連携  中学校はも

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        • 障がいのある生徒②〜この子を殺す気か!医師に怒鳴られたこと〜

          障がいのある生徒①〜ただ普通に高校生活を送りたい〜

          ※このお話は、実話に基づいたフィクションです。実在の人物や団体などとは一切関係ありません。  「今年の入試で、障がいのある子どもが受験を希望している」と中学校から連絡あり、次のような手順で話を進めることにしました。  学校として「できること」「できないこと」を明確にして、双方の意思の疎通を図ることを目的に、5回ほど面談を繰り返しました。 情報共有(学校と本人、保護者、中学校など) 関係機関との連携 要望等の確認 学校としてできること、できないことの確認とその共有

          障がいのある生徒①〜ただ普通に高校生活を送りたい〜

          教育に最も大切なことは、これだけです。

           家庭でも学校でも「今、この子に何を教えるのか。何を考えさせるのか。何が大切なのか。」を一番に考えることが重要です。子どもは放っておいても、過干渉でもうまく成長しません。家庭教育と学校教育の相乗効果でよりよく子どもを育てる必要があるのです。学校教育のみ、家庭教育のみで育てることも難しいでしょう。  子どもの個性により一人ひとり「今、何が大切なのか」は変わります。それを学校と家庭が連携して、最適な学びに結びつける必要があるのではないでしょうか。  また、学校は家庭(保護者)を超

          教育に最も大切なことは、これだけです。

          38年間で体験したこと

           高校での38年間でさまざまなことを体験しました。 ・感染症、新型インフルエンザ、新型コロナウィルスなど ・くも膜下出血 ・精神疾患 ・脳内出血 ・筋ジストロフィー ・ジェンダー ・SNSトラブル ・自殺 ・構成員そして更生 ・尊属殺人、リンチ殺人 ・D V ・大麻 ・万引き、窃盗 ・暴行、けんか ・強盗致傷 ・家出 ・行方不明 ・わいせつ行為 ・恐喝 ・児童買春 ・妊娠 ・交通事故 ・部活事故 ・文盲 ・低所得 ・学習障害 ・教育格差(地域格差、所得格差) ・シラカバ花粉

          38年間で体験したこと

          ハラスメントの嵐を体験!インターンシップより

          半年間インターンシップをしてきました。 4月から10月まで自動車修理工場で働きました。教え子たちの進んだ道を少しでも体験できればと思い始めたのですが、とにかく今年の夏は暑かった。工場内で汗だくで汚れまみれで働く、「3K」の職場。初めての体験で多くのことを学ぶことができました。 若い人より「作業スピードが遅い」「向上心が低い」など、毎日ハラスメントの嵐でした。年をとるとハラスメントへの耐久力もありますが、時々心折れそうな時も。持ち前の「負けん気」を発揮して、なんとかがんばりまし

          ハラスメントの嵐を体験!インターンシップより

          はじめまして、「変な先生」卒業しました!

          皆さんは「先生」に、どんなイメージを持っていますか? 「威張る」「嘘をつく」「謝らない」「声がでかい」・・・ 私の幼い頃の体験で、できたイメージです。 ですから、絶対に「先生にはならない」と決めて、理系へ進学したのですが、気がつくとなんと「高校の先生」になっていました。 先生になってからも辞めよう辞めようと思っていましたが、 「辞めたがっている先生に教わる生徒は幸せなのか?」 と考え、今度は「先生らしくない先生」を目指しました。 普通の先生では経験できない数多くの体験を通し、

          はじめまして、「変な先生」卒業しました!