「忘れない」~東日本大震災の記憶から~
東日本大震災も10年を迎え、宮古から、いわきを3年通い撮影しました。何も役に立てない気持ち、今でも同じ気持ちで未熟な自分がいます。現地でお会いした方々の力強さは変わっていません。
現地で出会った方から届いたメールです。
Aさん
今年も3月11日になりました。長かったのか短かったのか。
僕も僕のまわりの家族、友人もその多くはその時にできる精いっぱいのことをして
ずっと生きてきたように思います。もちろん悲しいこともありましたが
あの日、生きていることの尊さ、一日の大切さがわかったからこそ
時間を無駄にせず生きてこれたと思います。
これからもそうしていきます。
近いうちに、ぜひ気仙沼でお会いしましょう!
Bさん
風化、風化と言われるけど
忘れられていくと思うと悲しい、辛いってそういう気持ちも本当だと思うけど、
いやいや、わたしは忘れないから。って今を生きてます。
記憶ってものは消えない、こうして記録を残している溝江さんたちがいる、だからあの日に起こったことは無くなったことにはなんないんだよ、って思っていて。
忘れないよって人間がここにいるよ、って。
ひとりぼっちで今も苦しみで抜け出せないひとがいるならば手握ったり、抱きしめてあげたり、背中擦ってあげたいような思いです。
年数なんか関係なくて。
こんなに風景が変わっても、私たち年取っても、想いってものは変わらない。
娘にも3.11に起きたことを話してきて、見せてきて、生きたひと達が沢山いたんだってことを教えています。
だから子供達にも続いているんです
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あなたの心に翼あることばの一つ一つが届いて和らいで解き放たれていきますように。
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