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【Tableau】LOD計算を理解したい! vol.2

はじめに

前回に続き今回もLOD計算についてまとめます。今回はINCLUDEを使うとどう計算されるかを見ていきます。

図1:LOD計算用関数

INCLUDE

LOD計算でINCLUDEを使用すると、指定されたディメンションビューに含まれるディメンションを使用して計算される。ビュー上に存在しないディメンションを計算に含めたい場合はINCLUDEが役立つ。

実際にTableau上でINCLUDEを使用して確認するため、ビュー上にカテゴリとサブカテゴリを入れ、以下の計算フィールドを作成し、カテゴリ・サブカテゴリ毎の地域毎の平均売上を出すこととする。

図2:INCLUDE関数を使用した計算式(地域毎)
図3:図2の計算式を使用した結果

この場合は、指定されたディメンション(地域)ビューのディメンション(カテゴリとサブカテゴリ)を使用して集計される。これだけだと本当にそれぞれの値が地域毎の売上の平均かよくわからないので、LOD計算を使わず、カテゴリ・サブカテゴリ・地域を全てビュー内に入れて地域毎の平均売上がINCLUDE関数を使用した時と同じかどうか確認してみた。

図4:INCLUDEを使用せずに全てのディメンションをビューに入れた結果

図の通り、地域毎の平均売上の値が「INCLUDE  [地域]」で出した時の値と同じになっていることがわかる。

FIXEDとINCLUDEの違い

前回の復習も兼ねて、FIXEDとINCLUDEの違いについてまとめると、2つの違いは「ビュー内に存在するディメンションを考慮しているかどうか」となる。
例えば、ビューにカテゴリを入れて、FIXEDとINCLUDEで地域毎の売上の計算式を作成し比較してみると以下のようになる(INCLUDEの計算式は図2と同じ)。

図5:FIXED関数を使用した計算式(地域毎)
図6:FIXEDとINCLUDEの違い(地域毎)

FIXEDはビュー内に存在するディメンションを考慮しないため、地域毎の平均売上の値が表示されています。ビュー内のディメンションであるカテゴリを考慮しないため、全てのカテゴリで同じ値(地域毎の平均)が入っている。
一方INCLUDEは、ビュー内に存在するディメンションも考慮するため、各カテゴリ毎に地域毎の平均売上の値が表示されていることがわかる。

ビュー内に存在するディメンションを考慮するかしないか」がFIXEDとINCLUDEの大きな違い。

次回はEXCLUDEについてまとめます。

参考

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