小説家という職業/森博嗣
最近好きで見ているYouTuberさんの動画に森博嗣さんの小説が出ている。
影響されやすい私。もちろん読んでみたい。
が、図書館の書棚には読みたかった作品がなかったため、まずは文章に触れてみようと借りてきた。
小説にあまり触れてこなかった森さんならではの視点で”小説を書く”ということについて述べられた本。
出版業界の常識にとらわれない。締め切りを守る、ということもそう。
守らない人が圧倒的に多い。。。というか、守る人がほとんどいないのだとか。
システム的に俯瞰的に冷静に、小説について語られる。
1作目(出版順には4作目)はメモを作って書いていたそうだが、2作目からは直に筆を進めているとのこと。
退屈だと感じたら面白いことを考えて書く。
さてここからどうしよう、が面白いストーリィになっているそう。
とにかく、とやかく言わずに書きなはれ!
小説を読むことはマイナな趣味ということに一番衝撃を受けてしまった。
私の周りには小説読みばかりいる気がするが、これが・・・類友・・・。
〜だろうか。違うかな。
が個人的に人間味が感じられて好きだった。
以下、メモがてらのなぐり書き
・出版社の人は”分厚いものをみんな読みたがっているという認識”=大衆とのズレ
・小説を書くことは誰にでもできる。続けることが難しい。
(漫画の書き方本はあるけど、小説の書き方の書籍はない。・・・ない?見たことあるぞ・・・?)
・デビューがゴールになっている。一作目を超えられない。
・他との差別化
→ホームページを作る。全リプ(マジか・・・)。
→新しさを作る
→謎を散りばめる。何度も読みたくなるから手元において置きたくなる。結論をしっかり書かない等。
・売れるからこその批評。
・森博嗣流、小説の考え方(小説書きたいならここが一番おもしろいかも)
→タイトルに時間をかける、メモは作らない、文体=作家の個性、文章をうまく書くには とにかく文章を書くこと、視点、自然物を描写する、終わり方が難しい等々・・・