Kindle電子書籍の紹介
【タイトル】シン・ニホンゴ (南国書房)
【内容紹介】
世界全体で中間層が激増し、LCCの台頭で安価に飛行機が乗れるようになり、人々にとって海外旅行は珍しくないものになった。
日本へも年々海外からの訪日観光客が多く押し寄せている。そのため日本文化を体験した外国人がますます増え、外国人にとって "ニホン" が身近になっているように感じる。
その一例として、海外の都市を歩いていると「あれ?」と思わず二度見する瞬間がある。日本ではないのに、馴染みのある日本語のサインや広告を、様々な場面で見かけるようになった。
それは、「Manga」や「Sushi」等に代表されるように、日本の文化が海外の人にも受け入れられ始め、一部の日本語が世界でも共通の言葉として使われるようになってきたからだと思う。
しかし、この街中でふと日本語に目を奪われる場面、単に「馴染みがあるから」ではなく、何か違和感を感じてのことが多い。
「海外の都市で見る日本語」という違和感か?
その日本語をよく見てみると、字面はひらがなやカタカナ、漢字を使っている日本語の文字ではあるが、使い方がかなり独創的である。
こういった "ニホンゴ" といくつか出会うたび、日本人にとっては誤植や変な翻訳の仕方と思ってしまうが、"日本語の新しい活用の仕方" とも捉えられるのではないだろうか。
時代によって日本国内で変化して使われてきた日本語も、今は世界に飛び出し、世界中の人が独自に使い始めているという、新しいフェーズに来ているようだ。
2011年から10年以上、主に出張で訪れたアジアの都市で見かけた "ニホンゴ" を様々な場面で発見し写真に収めてきた。
感心するものからクスッと笑ってしまうものもまで。
世界に散らばるニホンゴを、ご笑覧ください。