一人じゃない、という素晴らしさ
先日、このnoteを書き始めて1年が経ち
更新していない今も(笑)1万以上のアクセスをいただいて
ちょっとでも役になっているなら書いて良かったなぁ、
と思っていたところで、、
ふと、大学時代ソロばかり弾いていた私が、チェロとのデュオを組んで
始めて公開レッスンを受けた時、衝撃を受けたことを思い出しました。
基本的にいつも共演者のいる歌や楽器の方にはわからないかもしれませんが、ピアノ弾きというのはまず”ソロ”を習うもので、練習一人、舞台でも一人、終わって一人で反省、、となりがちなものです。
しかも、試験などは基本”暗譜”!!
これ、絶対。
私はいちいち緊張していました。
暗譜が飛ぶかもしれない。
怖い審査の先生方 vs 自分一人(被害妄想)
一番成績が良かったのは
先輩が隣でオケパートを一緒に弾いてくれたコンチェルトの試験でした。
あれだけは楽しかった。
でもね、チェロの彼女とデュオを組んで、堤剛先生の公開レッスンを受けた時のことです。
まず、チェロの方達の雰囲気の温かいこと!
そして、ふと気づいたんです。
私、初めて本番で、手が冷たくなってない!!
緊張で、手が冷たいのが基本だったんですよ。わたくし。
それが、なんと本番なのに、リラックスしているんです。
パートナーがいること。
手元に楽譜があること。
これだけで、こんなに安心?!
こんなに楽しめるものなんだ?!
もう、目から鱗で
レッスンは、ただただ、楽しかった。
孤独なピアノ弾きにとっては
新しい世界だったのです。
この楽しみを重ねていくうち
ソロも、恐れや不安を通り越して、楽しめるようになってきたのです。
呼吸法やフェルデンクライスで、手も基本冷たくなくなりました。
(冷たくなっていても気にならない、とも言う)
良いことづくめなアンサンブルの世界。
昨日は、アンサンブルを通していつも私に新しい世界を見せてくださるチェロの藤村俊介さんが、サントリーホールでコンチェルトのソリストをされました。
久しぶりに、コンサートで落涙!!
こんな方とご一緒できる人生、なんて幸せなんだろう、、と思ってしまいました。
もう、ソロだけの世界にはとても戻れない。
こんなに人生が色付くなんて!
まだわたし、ソロだけよ〜という方、3月の講座でまずは歌との合奏を楽しんでみませんか?
引き続き、募集中!
よくご質問頂きますが、
お一人での参加もokです👍