アナザーデイ|107|2008.10.21|贅沢な週末②「早川義夫+佐久間正英:LIVE」
早川さんは銀縁の丸眼鏡をかけていて、
にこりと笑うとやんちゃな優しい少年のよう。
佐久間さんはすらりと背が高くてスタイリッシュ。
黙々と飄々と主役を支える頼もしい存在。
しかし、その演奏と歌の凄さ。
小さな空間にたっぷりと流し込まれた
重厚な空気。濃密な液体。
そんな中に身をゆだねているようでした。
息を殺して演奏を聞き入る。
目を凝らしてステージを見つめる。
歌に感化されてなにかを思い出そうとしたり、
考え事をしようとするけれど、その間に聞こえてくる
歌声にまた新しい感激をおぼえてついに朦朧となっていく
無垢な自分の存在に気づかされる。
オープニングは辻香織さんの演奏。
14歳の時に父親につれられて見に行った
早川さんのライブに感動して、
それから曲を書き始めたのだと言う。
人生と人生の綾を感じます。
今日も、のぞいてくれてありがとうございます。
重厚で濃密。そんなライブでした。
またいつかお会いしたいです。アナザデイ。
08/10/21/niwashi
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