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アナザーデイ|274|2009.08.13|練習考

夏の甲子園大会が始まっています。
全国の地方予選を勝ち抜いてきた選手たちです。
一方、予選でこの夏の出場を逃してしまったチームは
早くも来年の甲子園出場にむけて動き出しています。
春の選抜を決める秋季大会はすぐそこにせまっています。
新チームの体制を整え、実力をつけていくには、
早くも。などとは言っていられないのでしょう。

道路脇からある強豪校の練習を見学しました。
アウトカウントとボールカウントと
ランナーの存在を決めた、実戦形式の練習をしています。
突然「なんのために練習してるんだよぅ!」と
監督の怒声がグラウンドに響きました。
選手たちは、「ハイ!」と大きな返事をしますが、
その後、どう答えていいかわからずに困惑しています。

守備側は1点もやらないように、
1つの進塁も許さないように。
攻撃側は1点を取るように、
1つでも次の塁へ進むように工夫をする練習なのですね。

その目的は試合に勝つためです。
試合に勝てる強いチームになるためです。
グラウンドに出ている全員がそれを意識において、
一球ごとに、より確立の高い動きを、
正確にしなければなりません。
グラウンドに出ていない選手は、
それを指摘しなければいけませんし、
レギュラーポジションをつかむために、
自分自身ができるようにならなければなりません。

つらい練習をしたと思っていても、
ライバル校がもっとしていれば、負けてしまうでしょう。
練習でできても、試合でできなければ、負けてしまうでしょう。
強い目的意識をチーム全体で共有し、
そのための技術を手に入れるために練習をし
実力を手に入れ、どんなシチュエーションでも発揮できる。
そんなチームが、強いチームといえるのでしょう。

負けて後悔したくなければ、練習するしかないのですね。
そしてそれは、われわれにもあてはまることなのですね。

今日も、のぞいてくれてありがとうございます。
なんのために練習をするのか知ることが大事。アナザーデイ 

2009/08/13/niwashi


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