131日後に独立する庭師〜武闘派落語家三遊亭金の助〜
本日は趣向を変えて僕が今まで出会ってきた先輩について書こうと思います。
先輩シリーズ記念すべき第一回目はタイトルと写真にもあります通り、三遊亭金の助さんです。
2015年に僕が東京でごく短い間、落語家修業をしていたことは以前の記事で書いたのですが、その時の僕の教育係的な人だったのが、なにを隠そう三遊亭金の助さんなのです。
僕よりも4つ年上で、芸歴では7ヶ月くらい先輩でした。
体格が良くてボクシング経験もあって、まさに武闘派落語家という言葉がピッタリな兄さん(落語界では先輩の事を兄(あに)さんと呼びます)でした。
金の助兄さんからはお茶の入れ方や楽屋での立ちふるまいについて事細かく教えて頂きました。
僕がかなり鈍臭い性格で失敗も多かったせいか、「バカヤロウ!」みたいな感じで怒られたこともたくさんありました(笑)が、不思議と怒られて嫌な気持ちになったことは無く、本当にさっぱりとした江戸前のいい男という感じでした。
家にも泊めさせて頂いたり、何度もご飯にも連れて行ってもらいました。
ご自宅では金の助兄さんのボクシング動画や昔の写真なんかを楽しそうに見せてくれたことがとても印象に残っています。
僕が辞める時に、大泣きをして金の助兄さんに電話をした時も、厳しくも優しい言葉で引き止めてくれました。
結局、辞めてしまった僕ですが、東京での落語家修業生活が厳しくも楽しかったと今になって言えるのは三遊亭金の助さんに出会えたからだと言っても過言ではありません。
また、今回の僕の庭師として独立することについても一番最初に金の助兄さんから、応援のメッセージを頂き、本当に嬉しかったです。
そして先ほど、家に届いた金の助兄さんの千社札とオリジナルステッカー(↑上の写真のものです。)を開けてみてびっくり!!
何と独立する僕へ手ぬぐいと直筆のお手紙が同封されていました(泣)
頑張れよというメッセージが込められた手紙の内容はとても感動的でした。
この場をお借りして、三遊亭金の助兄さんどうもありがとうございます!!
これはもう庭師として頑張るしかありません。
モチベーションがすごく上がった今日の出来事でした。
とりあえず今日はこのへんで。