蒼氓日記(2024年4月2日)
特別な場所はどこですか?
私と娘にとってそれは、母久子を散骨した海になります。
母に報告があったもの同士、今夜は珍しく二人一緒にいつもの海に行って、ゆったりと星を眺めてきました。
わたしもいつか向こうへ戻るときが来たら、
使った肉体は献体し、お役に立ててから遺骨は海に流してもらう予定。
娘と色んな話をしながら、
椎名林檎さんとトータス松本さんの『目抜き通り』の歌詞を思い出していました。
『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』
フランス文化に造詣のふかい椎名林檎さんが、ゴーギャンの絵画につけられた題名を歌詞にもちいておられるのですが、
輪廻転生を繰り返す私達の魂は、
あちらの世界からやってきて、あちらの世界へ戻っていくのだとわたしは感じています。
人生は集合意識からみれば、ほんの一瞬の夢と同じ。
小さな泡が生まれて消えていくような感覚であるのに、膨大な泡のひとつひとつの生まれた音も、泡と泡が触れたときに出すかすかな音も、弾けるときのそれでさえ全体へ影響する様子といいますか、
細いところまで作り込まれ、可動式の歯車のような壮大なシステムはまさに圧巻。
アカシックレコードでわたしが見ている世界を、ヒプノセラピーセッションで体験していただくことも可能なんだけどなと思いつつ、
まずは自分こそが、
自分の人生で、自分の目抜き通りを歩かなければなりません。
みなさんそれぞれの、
素晴らしい目抜き通りを。