大いなる力には、大いなる責任が伴う
スパイダーマン主人公の父親の名言かと思っていたら、紀元前4世紀「ダモクレスの剣」の引喩には登場していると初めて知った。王の玉座は外から見ると立派でいい景色が見られるのだろうと思って座ってみると、その真上には今にも切れそうな紐に結び付けられた剣がぶら下がっていた。王は自戒を込めてあえて剣を垂らしたのだろうか。
「大いなる力」は私が日常で接するあらゆるものを当てはめることができると思う。いまこの文章を書いているラップトップはnoteを介することで、世界中のnoteユーザーに私の声を届ける大いなる拡声器だ。これから乗る車は意のままに操れる高速の馬だ。今日私がこれから過ごす一日は何兆円払っても買うことができない時間だ。
「大いなる力」は日常にあふれている。どこに「大いなる責任」を認識して、それをどう果たすかは私達に委ねられている責任なのかもしれない。とはいえ私はその責任を意識しすぎて体調を崩した。剣を結びつける糸は太めに、結び目は固く、いまは補修をおこなっている最中なのだろう。