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コミュニケーションにおける成功体験とは #2

こんにちは、にわのです。
子どもと関わることが好き、中でも「通じ合えた」と思える瞬間が大好きです。

子:「こんなんできたー」(謎のブロック塊を持ってくる)
大:(なんかわからんけど車輪ついてるし)「もしかして、車!?」
子:「そう!ここが〇△□・・・」(一通り解説して、へへん、と口元だけ笑いながら去っていく)

この最後の「へへん」顔を見るのが好きです。

さて、こんな「通じた」体験、実は子どもと関わる上で最重要のことではないか(そうに違いない)、という話を今週書いていこうと思っています。
まずは1回目、コミュニケーションの育ち、という角度から。

何度もやるから自然と身につく

「失敗は成功の母」「好きこそ物の上手なれ」「天才は99%の努力と1%の・・・」
似たようなことわざや格言が多々あるように、何かができるようになるには、まとまった数の試行錯誤がいりますよね。何度も試す中で、意識的にせよ無意識にせよ、「違う」と感じたことを削ぎ落として、成功体験にたどり着く。子どもの遊びを見ていると、よくもまぁ、というくらい何度も何度も繰り返す姿に驚かされることがあります。

自然と繰り返すための3要素

この「何かが身につくまでの繰り返し」がいつ終わるかは、本人にもわからない。あと何回やったら上手くいくだろうからそれまで頑張ろう、みたいな予測を立てても外れてしまう。それでも繰り返し続けている時には3つの要素のどれか、あるいは複合的にいくつも、が働いています。

1つ目は必要性。棚の上のお菓子が欲しいと思ったら、椅子をどこからか持ってくる。届かないとわかると違う椅子にチェンジする。いつの間にそんな知恵身につけたの!?みたいなやつ。

2つ目は好奇心。好奇心が起点だと、繰り返す過程自体を楽しむことができます。「失敗じゃない、このやり方では上手くいかないという発見だ」みたいなマインドを自然と持つことができる。

3つ目が成功体験。上手くいった時の快感をもう一度得たいので、放っておいても何度でも試みる。

何かの力が育って欲しいと願う時、大人にできるのは「3つのどれかに関するスイッチを入れること」だと思います。後は本人が自然と何度も繰り返す中で習得していく。

コミュニケーションにおける「成功体験」とは?

今日のタイトルに戻ってきます。コミュニケーション力を高めたい、と思ったら、コミュニケーションに関する「必要性」「好奇心」「成功体験」のスイッチを押してあげる必要があります。
「必要性」は、日本語話者がいない留学の方が英語力が伸びる、みたいなこと。
「好奇心」は、この人と仲良くなりたい!と思える相手と出会うこと。
では、コミュニケーションにおける「成功体験」とはなんでしょうか?

それが、誰かと気持ちが「通じた」経験だと思うのです。
言いたいことが伝わった、自分の気持ちがわかってもらえた、相手の求めることがわかって応じることができた。「通じ合えた」瞬間には、お互いが「今通じたよね」と体感的にビビッとくる。このビビッという感覚が「成功体験」として、もっと人と関わりたい、という気持ちの育ちにつながり、コミュニケーション力を高める土台となると思います。

以上、「通じた」瞬間=コミュニケーションにおける成功体験。そこには、関わりへの意欲や能力を高めるきっかけになるパワーがあるよね、という話でした。

ではでは。

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