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#12 猫の殺処分ゼロを実現するために『TNR活動』意味と目的

TNR活動ってなんぞや?って方も多いかと思いますので
ご存じ無い方は、ぜひこの機会に知って下さい。
保護猫っていう言葉は、
テレビの力もあり、かなり認知されてきましたが
TNR活動っていう言葉まだまだ認知が薄いと感じます
実は、私も活動に参加しなければ
この言葉にピンときていなかったというか
知りませんでした

TNRとは?

T・・・Trap(捕獲して)
N・・・Neuter(不妊手術してサクラ耳カット)
R・・・Return(元の場所に戻す)

上記の3ステップを踏んで、
地域猫さんとして
1代限りの猫生を生きてもらうということ
サクラ耳カットは、不妊手術をしたという目印

TNRの効果

①繁殖しなくなる(子猫が産まれない)
 一番の目的はこれです
 とにかく増やさないこと
②マーキングが減る
 糞尿問題も含め、こういった行為が減る
③喧嘩が減る
 繁殖期のオス同士の喧嘩は確実になくなります
④その地域を縄張りとする猫が定着
 猫は縄張り意識が高い動物なので、
 TNR後、地域猫化すれば
 よそからの猫を寄せ付けず、
 定着してしっかり縄張りを守ります

※このしっかり縄張りを守るというのもポイントで
飼い猫が捨てられたり、脱走したりすると
その地域では生きていけない可能性があります
そこの地域猫に追い出される可能性があるからです

とにかく、猫の繁殖力は凄い!

年に2回繁殖期
一度に4~6匹出産
生後半年で妊娠OK
と、その地域にメスの野良猫さんがいると
あっという間に増えていく可能性があるのです

メス猫のすずちゃん(この時生後8ヶ月)
6匹の子猫を育てている最中
この写真撮影の1週間後に、6匹の子猫と一緒に保護

がっ!

全ての猫さんが大人になれるわけではない
子猫はカラスなどの野生動物の餌食になったり
まともに栄養を取れなくて
病気になったり
弱ったりして育つことができないことも多々ある

だったら、放っておけばいいじゃない?
死んじゃうんじゃ、調整とれているんじゃない?
っていう話でもないと思う
死ぬために産まれてくる子猫なんて
こんな悲劇はないと思うのです
残酷過ぎです
ならば、最初から不幸な子猫は産まれない方がよい
だから『TNR』なんです



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