いちばんわたしと別れたいのはわたしだよ
生きてるだけで、愛、疲れるなあ、ほんと、生きてるだけで。
寂しいんじゃない?ほら、寂しいから鬱になるのよ、みんなで賑やかにしてれば大丈夫よって、大丈夫な人の台詞だ。みんなで賑やかにしてても誰かに見抜かれてるような気がして、それに気づいてしまったならもうわたしはひとりだ。誰とどこにいても。
わたしはいつだってひとりで、わたしと別れられない。一生、ひとりだし、一生、わたしと別れられない。わけのわからないわたしに、思い通りにならないわたしに、死ぬまで振り回され続けるのだ。ひとりだ。わたしに疲れたらみんな離れていく。わたし以外みんな、わたしと別れることができる。いいなあ。
どうしたらいいかわからない。でもわたしでいることをやめることはできない。人からは死んでるのと同じみたいに思われたとしても、わたしは生きていて、生きてるだけで、ほんとに疲れる。なんにもできなくて、ひとりじゃなにひとつうまくできなくて、だけどひとりで。わたしだけがわたしと別れられない。こんなののどこが愛なんだ。
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