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見えなかった所

本当は隠れてたはずなのに。
見えてくるはずのないところなのに。

表に出てきてしまったがために、
そこにも
良かった所

悪かった所
が出てきてしまう。

おそらく写真のような場合、
本来は外には出ないはずなので、
まず防水や外壁としての機能を満たしてはいないだろう。

だけど、
見た事ない作り方で、
おそらくこの建物が建った後に、
隣の建物が建って、
その後、隣の建物の方が先に壊された。

結果、当時の窓が出てきて、
くっついていた部分の木やコンクリートが剥き出しになり、
剥がすわけにもいかず、
今に至ったのだと推測。

これはこれで、なんだかカッコよく見えてしまった。

日本の建築は、未だスクラップアンドビルドが主流で、
壊して建て直す文化がずっと根付いている。
地震大国だから、仕方ない部分ももちろんあると思う。

でも、
だけど、

古いものを大事にして、
新しい命を吹き込み、
それがまた別の人が喜んで住んでくれて、
家としては、
とても良い家生を送れているんだろうなぁ。

と、ちょっと真面目な話になりましたが、
僕の仕事は、ざっくり言うとこんな仕事です。


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