相馬アントラーズは上田綺世をどう使うべきか

お久しぶりです。
今回は上田綺世を相馬監督のサッカーをやるなかでどう使うべきか。
そのことについて書いていきたいと思います。

上田綺世はサイド起用してみてはいかが?

結論から言いますと、上田綺世をサイド起用するのはどうか。
というのが、今回の記事の主題です。
では、なぜこんなことを考えたのか。
なぜサイドなのか。

正直、いまの上田は躍動してますか?

まず、考えてみてほしいのが現在の上田の扱いだ。
守備強度やビルドアップのフォローという得点以外の部分の仕事を多く求められるのが相馬アントラーズのFW(0トップ?)である。
上田はケガが完全治癒していないのかもしれないが、第一選択肢として扱われているようには見えない。
それはやはり、相馬監督が求める守備を実践する能力、あるいは選手の特性を考えて後半の切り札として使用したほうがいいだろうという理由は想像できる(ターンオーバーの問題もある)。
また試合に出ても、ボール奪取後のビルドアップに難があり、FWになかなか良いボールが入らないのが現状だ。

最近の試合は前線のパワー不足が目立つ。
いまのところは結果が出ているので大きく問題化していないが、いずれは代償を払う時がやってきそうな気がするのだ。
なにより、サッカーという競技は得点を多く入れたほうが勝つ。
そのため、得点源をどう活かすかが合理的な思考といえる。
鹿島アントラーズの得点源とは誰だろうか。
この記事時点の得点王は荒木だが、得点力のある選手といえばエヴェラウドと上田なのは同意してもらえるはずだ。
その二人を相馬アントラーズはいまのところは上手に活用(上田)しているとは言い難いし、中断期間後も組み込む(エヴェラウド)のに苦労しそうだなというのがわたしの見解である。

上田をいまのサッカーでどう活かせばいいか。
これは新たな問題じゃないかと思っていた。

上田の憧れの選手といえば?

なぜサイド起用を発想したのかというと、ふとしたきっかけがあった。
先日、上田綺世は海外に行ったら、どのようなプレースタイルのFWになるのだろうか。
鹿島でしているプレーと同じようにプレーをするのか。
そのスタイルでレギュラーFWになれるだろうか。
などとぼんやり考えていた。

そのとき、そういえば上田はソン・フンミンが憧れだったよなと思い出し、次には特許を取れるアイデアを発明したかのようにソン・フンミン!? とびびっときたのだ。

そう、サイド起用のイメージはソン・フンミンから来ている。
しかし、上田とソンのプレースタイルは違うのではと読者のかたは思うだろう。
おっしゃる通り、二人は違うスタイルの選手だ。
それでも、わたしはサイド起用の可能性を論じてみたい。

サイド起用のメリット

上田綺世をサイドで起用した場合のメリットを書いていこう。
まず、沖のフィードを当てるターゲットをサイドに置ける。
戦術杉岡ではないが、サイドでミスマッチを作るのに役立つだろう。
また、体が強くスピードもあるので松村と同様に単騎での陣地回復のドリブルが期待できる。

セレッソ戦のような、なかなか欲しいボールが来ない試合は珍しくない。
サイド起用ならタッチ数が増えるので上田のフラストレーション解消に繋がるかもしれない。
ちなみに直近の鳥栖戦とセレッソ戦で最もシュートを撃っていたのはサイド起用の白崎だった。

マリノス戦のPK奪取に繋がった松村の抜け出しも思い出してほしい。あのような形で、上田の特技であるオフザボールはサイド起用でも十分脅威になる。
FWだと中から外へ流れて、エリア内にいないということになりがちだが、サイド起用なら外から中へ、中にいるトップの選手と入れ替わる形でポジション移動し、ラストボールを受ける形を作れるだろう。
特に、いまの0トップなら荒木や土居、小泉といった選手が中から外へと流れたほうが自然だ。

さらには、毎試合ほぼ必ず起こるシチュエーションで上田にプレー機会を創出できる。
カウンター局面で逆サイドの選手が比較的フリーになるシーンは、試合中にほぼ必ず起こるシチュエーションだ。
つまり、CF起用では来るかどうかわからないボール供給を守備に気を使いながら待つしかないが、サイド起用ならほぼ確実に上田を試合に絡ませられる。
アントラーズが低い位置でボール奪取、ピトゥカが簡単に上田のいる逆サイドに展開。上田が運ぶドリブルで加速。
上田はミドルもあるのでカットインしてシュートも期待できる。
みなさんもイメージすることが簡単にできたのではないでしょうか。

セットプレーでは攻守に貢献もできる。

このように、上田の攻撃性能はサイド起用でも十分発揮されるのではないか。

上田サイド起用のために

メリットは書いたが、みなさんはデメリットのほうも簡単に思い浮かべられるだろう。
一番は守備での運動量、連続性の部分だろうか。
わたしもこの部分は不安はある。
だが、考えてみてほしい。
特別、運動量があるわけじゃないカイキや遠藤もサイドで出たりしている。
そして、なんといってもいまのアントラーズには、戦術小泉という必殺技があるのだ。
相馬監督が戦術小泉を編み出さなければ、わたしもサイド起用なんて言わなかっただろう。
後方に常本も添えれば、上田の守備面は補える可能性はあるのではないだろうか。


ぼくのかんがえたさいきょうのフォーメーション

最後に組み合わせを書いてみたい。

トップに荒木
トップ下に小泉
左にエヴェラウド
右に上田
中にピトゥカと永木
サイドバックは永戸と常本
以下略

という構成だ。
上田とエヴェラウドを同時起用なんて欲張りすぎだと思われるかもしれない。
わたしもそう思う。
だが、エヴェラウドは真面目な選手なのでタスクをシンプルにすればするほど愚直にやってくれるんじゃないかと期待もしている。
まあ、駄目なら白崎などでバランスを取ればいいのだ。

そんな感じで、上田をサイド起用してみてはという思いつきのアイデアを書いてみた次第です。
どなたか相馬監督の耳に入れてくれないだろうか(笑)

普通に考えて、実現可能性は皆無ですが、相馬監督がコンディションが整った上田やエヴェラウドをどう使うか、楽しみにしたいと思います。

最後までお付き合い下さりありがとうございました。

ここから先は

0字

¥ 200

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?