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「複雑さに耐えられない人が紡ぎだすセカイ」

丹羽薫ちゃん


くんくん？

なにやら燃える甘ったるい匂いが！？


……と駆けつけてみれば、

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そこに、お饅頭が燃えていた。

お饅頭といってもそんじょそこらのただの饅頭ではない。あの悪辣非道なアンチ達からは、「タワ饅頭」や「ルサンチ饅頭」などという大変けしからん”二つ名”がつけられてしまった例のあの白くて丸くてつややかな饅頭さんである。元は「僕と契約して魔法少女になってよ」で有名な“キュゥべえ ”アイコンだが、商業活動が盛んになって転生体の饅頭となった。

そう、この白饅頭氏とは、「ネットのイライラから離れ、自分の時間を大切に過ごす」をコンセプトに、「楽しい光属性テキストを毎日17時にお届けします！」といいながら非公開ゾーンにもぐって楽しいネチョネチョ言論活動にいそしんでいる……

――筈だったのに……

その白饅頭氏が燃えていた。饅頭氏は、いつものポエミーな反論に必死になり、ものすごく自分の時間を浪費し、ネットの中心でイライラしているようにみえた。

ついにはそうしたイライラした態度に「先生も“正しさ”にのぼせ上がって見なされますよ」的な丁寧に言葉をえらんだ諫言されてしまう。ところが「こういうネチョネチョ陰キャがいちばん嫌いなんだよな」などと顔もみえない相手にたいして、相手の属性を攻撃しはじめた。自分に物申すような人間は、すなわち白饅頭光属性体制の反革命分子として、「ネチョネチョ陰キャ」であるらしい。


大切な読者というか、いままで「ネチョネチョ陰キャ」の気持ちの言語化してきた人間が何を言っているかわからないという感じだが、私もわけがわからない。「ネットのイライラから離れ」はどこへ？Wo?Wo?

そこで不肖の私が、吹き出す灼熱のアンコに注意しながら、「火中の饅頭」を崩れぬようにそっと優しく拾い出し、白饅頭氏のかわりに炎上解説をはじめることにしよう。そう、みんなでネットのイライラから離れ、自分の時間をネチョネチョ過ごすために！　

いかにして白饅頭氏の投げた石は、またワープして、また彼のところにもどってきたのか。

その白き饅頭が紡ぎ出す「複雑さに耐えられないセカイ」とはなにか。これから現代社会をいきる上で、闇落ちしないために重要な知識がある。そもそもが――

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