「家族不適応殺」第3章の初めの段落のみ感想文(暴言あり閲覧注意)
2章の感想はコチラ。
【家族不適応殺 第3章 初めの段落の感想】
3章読もうかと本を開いたら、最初の段でクソムカついて読む気が失せてしまった。
犯行の動機。なぜやったか?
「むしゃくしゃしたから」である。
そう、人はむしゃくしゃしたからガラスを割るのである。
むしゃくしゃ無しにガラスを割る人がいるなら、それはそれで大きな呪いがありそうなものである。
普通、人はむしゃくしゃしたからガラスを割るのであり、この犯人も例外なくむしゃくしゃしたからやった。
それはにわかーずに少なからず安心を与え、そして興味を持たせてくれた。
にわかーずが大学のガラスを割った理由も「むしゃくしゃしたから」である。(恥ずかしながら、そういう過去があります。)
私が何にむしゃくしゃしたのか?むしゃくしゃした出来事とは何か?これを説明するには2000文字は必要であろうと思う。
逆に言えば、2000文字程度のことである。ガラスを割った理由なんて。
無差別殺傷犯の「むしゃくしゃした出来事」とはいかなるものか。非常に興味がある。
そしてそれこそが、この犯人がもっとも「伝えたかったこと」であるハズだ。
2章で信頼関係を築くと、すぐに彼は「むしゃくしゃした出来事」を20枚の便箋に書き上げたのだが、これを獄中から発信するのに手間取っている。
拘置所から発信できる手紙は一通につき七枚までと決まっているのがその理由。
これについても筆者は「小分けにすりゃええだけやん」的なちゃちゃを入れている。
しかし犯人はここに拘った。
書面での苦情や弁護士会への人権救済申立などに加え、点滴が必要になるほどのハンガーストライキの決行。
…20枚ということは8000文字くらい?
これは犯人の魂であり、にわかーずが一番知りたい所でもある。
なんやかやあってやっと、この「むしゃくしゃした出来事」が筆者の元に届いたと、そこで2章は終わっている。
ワクワクやん?
3章、最初の段より抜粋。
「以下は、元の文を要約し、校正したものだ。」
ふっっっっっざけんな!!!
獄中の彼の元にもこの本は届いたのではないだろうか?
信頼関係を築き、コイツになら託してやろうと、そうして20枚届けたのだ。
この段を読んだ瞬間。
にわかーずが彼の立場だったらギャッチギャチに本を破って暴れくさるだろうな。
クソが……。