ナンパの心得を学んできた。

我が読書サークルでは、人生に彩りをあたえる方法の1つとして「くらがりチャレンジ」を推奨している。

くらがりとは、みんなは普通にできるのに自分はなぜか避けてきたこと。それに挑戦するのが、くらがりチャレンジだ。

そして僕はこれが苦手だ。いつもの店でいつものメニューを頼みがち。新しい職場とかは吐き気がするほど緊張する。

サークル民、わいさんが東京に遊びに来た。

修学旅行以来、約20年ぶりの東京だというわいさんの視点からみる東京、上京民として忘れていた感覚や見たことない考え方を感じるツイート群がおもしろい。

その中でちょいちょい見かける活動、

ナンパ。これがとても意外だった。

というのも「ナンパ」に抱くイメージはざっくりと「チャラい」だが、ネット上で面識あるわいさんからは真逆の印象をうけていたから。聞くと過去に10年、ナンパ師として活動していたという。(修正依頼あり現在はしてないそうで過去形にしました、…しとるやんけ)

なんで?という問いもさることながら、

ナンパってめちゃくちゃ暗がりじゃね?

真逆のイメージのわいさんが何故ナンパを始めたか、そして暗がり苦手な僕としては【ナンパの心得とは?】を教えてもらって人生のヒントにしたいと考え、オフ会の場を設けていただいた。

いつも歴史はかとうさんから始まる

メンバーは僕とわいさんの他に、かとうさん

みやさん

の4人。

宴もたけなわとなった頃、僕は持っていった問いをぶつけた。

ナンパの心得、3箇条はなんですか?

問いを投げると、わいさんはいつも丁寧に考えていた。その答えはこうだった。

➀失敗を恐れるな、誰も君のことを気にしていない。

特に東京は【積極的無関心】がつよい。数も撃てる。暗がるな。

➁声掛けのテンプレート、持ちネタを用意せよ。

例えば「今日、北海道から来た」と相手の興味をひいたり運命を感じさせる演出は有効。

③とにかく明るく!

第一印象は顔。暗いのは門前払い。


「予想通りだった。

というのは項目の内容そのものにではなく、【わいさんの属性と真逆の答え】が来るだろうなと予測していた。」

失礼ながらこの感想をそのままわいさんに伝えた。そして次の問いを投げた。

じゃあなぜ属性と真逆であるナンパを始めたのか。

するとこんな話をされた。職場での理不尽な叱責に慣れるにはどうしたらよいか?の問いをやっていた時、たまたまネットで辿り着いたナンパ師の活動をして打ちのめされることで耐性がつくんじゃないかと思い立ったと。

僕たち3人は爆笑して「ドMじゃん」というツッコミを飲み込んだ。

それで、耐性は、つきましたか?

の問いに「いや〜……………」と言うわいさん、再び4人で大爆笑。


耐性はつかなかったが、得たものはありますか?

いつものように唸りながら考えるわいさんから「まず」と前置きして出て来たのが「(ナンパ師界隈の)ともだち」だったことには感動した。

つづけて「10年以上やった(やってしまった=フロー)という事実」つまりこれは感謝の正拳突きのような「修行」であったと。

さらに「知らない人との会話に抵抗がなくなった(これはわいさんの東京レポツイート群にも沢山現れている)」「ティッシュ配りしている人などにお疲れ様の気持ちが湧く」と次々に「得たもの」が出てくることにリスペクト。こんなナンパ師もいるんだな。

そして「振り返ったときに、おもしろい人生だったなと思える。」「これは私だけの人生。レアもの。」と続け、最後にわいさんはこう結んだ。

「私は知らないことを知りたいんだよね。」

まさに暗がりチャレンジ。今は本を読むことや人に会うことに力を入れているそう。

目論見通りたくさんの人生のヒントを貰え、いい話が聴けて楽しかった。わいさん、かとうさん、みやさんありがとうございました!

わいさんの東京レポはコチラ

(かとうさんからの修正依頼、この2つのタグをつけろでしたので…)

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