庭ぐらしダイアリー kokoro

自分自身のことを、少し違う角度から振り返ってみます。

昔から心のことにすごく関心を持っていました。自分の心のことをよく理解できなかったからです。理解しようと思うけれど、「こうかな?」って自分に聞いてみても、答えは返ってこないのです。

そこで、本を読み始めました。一番身近な頼りになるものが、本でした。おかげで本と空想が大好きな子に育ちました。はじめは自分を知りたいがために読み始めた気がします。わからないながらも、悩んだら誰かモデルを探して、その人の本を読むことを繰り返していました。

大学生になる前に、ものすごく悩みました。そもそも「大学に行って何をするのか?」と聞かれると、何も答えられません。意味を自分で見出せないのに、何を目指して頑張ればいいのか、全然わからなかったのです。何大学に行くのかは悩んでも、なんで大学に行くのか悩む人は、周りにいませんでした。

そんなモヤモヤした気持ちで、受験を終えました。なんとか滑り込んだ公立大学で、今まで触れたこともない「地域創造」という分野を学ぶ道に進みます。
入学する前に意味を見出せなかったので、担任の先生に、「大学で答えを見つけてきます」と言い残し、その宣言を実行するために、いろんなプログラムにしょっぱなから首を突っ込みまくりました。

自分にとって、大学生の時に、やりたいことを詰め込みまくりました。はっきりと「これがわたしがやりたいことです!!」とは言い切れませんでしたが、今もそれがわたしの血となり肉となっています。「卒業してからも、まだ学生みたいだね」と突っ込まれましたが、確かにそんな生活をしてきました。興味のあるところにはとにかく足を運び、会いたい人にはできる限り会いに行きました。

そして、その場所や人に共通して流れていたテーマが、「自然と人の間」でした。シンプルに生きている人たちに出会いました。出会ったものの一つが、「庭」というキーワードでした。なぜ「庭」にそれほど惹かれるのか、よくわからないのですが、一つ挙げるとしたら、「庭」は今の私たちの一番身近な「自然」だからです。
※ここでの「自然」は、人間以外のもの、特に植物のことを指しています。

そこから、「自然」と「人間」を二分している不思議さや、わたし自身どういう関係性がいいのかを考え始め、そのあたりからそれまでの軌跡を形にしたいと思ってこの「にわぐらし」を書き始めました。

ついつい大きいイベント(自分の中で大きいと思ったこと)ばかりを取り上げてしまいがちですが、日々のささやかな疑問や考えを丹念に追っていった延長線上に今のわたしがいルことに、このnoteを書きながら、気づかされました。

これからも、どんどん派生して、木のようにいろんなところから枝を伸ばし、葉を繁らせ、自分自身もわからない木になり、そのよくわからない木でいることを楽しみたいと思いました。

以上、今現在のわたしの心のお話でした。

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