話をしよう
話を聞く時、つい相手の相手をみてしまう。
見えないその相手を想像して、こうだろうかああだろうかと考えてしまう。
そこに集中していると、相手が望んでいるだろうな、となんとなく察知しても、言葉を投げることができない。
ついそこを飛び越えて、イーブンでみたいと思う気持ちがある。
両方に寄り添った時、見えるものはなんだろうか。
それ以前に取り巻く感情。
バランスを保つことはなかなかに難しい。
全てわかっている上で彼・彼女は話している。それはわかっているわたしは意地悪なのかもしれない。
望みは、ない、いや、ある。
それを対話の中で繰り返している。
相手を知るために、相手の話の中身にダイブするように、そして自分を知るために、見えない何かを探すように。