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にわぐらしメモ 最近のおすすめ

最近、人間らしいものに興味があると書きましたが、今回は最近感銘を受けた作品を紹介します。

一つは、アニメもやってる漫画「BEASTERS」。こちらは期間限定で無料で読ませていただいた(最終巻以外)のだけれど、手がとまらなかった作品。

作中に1人も人間が出てこないのだけれど、圧倒的な人間ドラマがある。

舞台は、獣が擬人化した世界にある学校。ある一つの事件から、今まで平穏に見えた生活が一変する。そして、周りや自分自身の危うさも明らかになってゆく。

ここで大きなテーマの一つが、肉食獣であるか、草食獣であるか。相手を恋しく思う時、「食欲」の対象としてなのか、それとも愛なのか。

主人公の灰色オオカミのレゴシの悩みには、人間に置き換えても起こるんじゃないだろうか。わかりやすいビーストたちに託して、人間の本質をついていると思う。
一見あり得ない!と思う相手の言動に対して、遠ざけたかったり嫌いたくなるけれど、視点を変えたら理解できる部分もあることに気づく。そんな一つ一つをレゴシと悩み、一緒に答えを出してゆく。そんな気持ちになれた。

最近話題のYOASOBIの歌(「優しい彗星」)と美しいアニメーションもぜひ観てほしい。(物語の一つのハイライトで、彼らの関係性を知ってたらめちゃくちゃ泣ける)

もう一つは、最近テレビにもよく出演している芸人ニューヨークのyoutubeにある、「ザ・エレクトロニカルパレーズ」。通称「エレパレ」。

吉本養成所のNSCのある期に存在したグループ。彼らは何者だったのか?
当時の関係者に話を聞きながら、徐々に見えてくる、それぞれにとっての「エレパレ」。
芸人とかお笑い好きな人はもちろん、学生時代を経験した人なら誰もが感じたことのある「青春」をもう一度考え直させてくれる。

最後まで観た後は、「エレパレ0」も併せてみるのがおすすめ。

最初は意味わからなかったのだけれど、観ていくと徐々にわかってくる。

こちらは、「人間らしさ」というより「人間くささ」がある。

「お笑い」であること。壮大な「いじり」であること。それも含めて、ユニークな作品だなあ、としみじみした。芸人的なノリも含めて楽しめる人におすすめ。

興味あれば、ぜひ観てみて下さい◎

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