劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト | 舞台少女は何度でも生まれ変わることができる【感想】
はじめに
間に合わない🦒💨💨
もう終わってしまったのか🦒💦💦
感想記事で上映を知った瞬間、完全にキリンと同じ気持ちだった。
情報を知るのが遅すぎる。めちゃくちゃバズってたのに。
新宿バルト9のおかげで無事に視聴できましたので、ネタバレもありで感想を書いていきます。
断っておきますが、私はパンフレットが買えなかった弱者です。
感想
冒頭
神楽ひかり 自主退学
ぼく「何回退学するんだよこいつ」
皆殺しのレヴュー
大場なな VS 99期生(愛城華恋、神楽ひかりを除く)
ばななさぁ…君はレヴューにかっこいい登場しかできないのかい?
最後まで見ると大場ななの目的は、『舞台少女の死』からの再生産が目的だったことはよくわかる。99%くらいは星見純那への執着がありそうだけど。
ただ、大場ななは第99回『スタァライト』の再演から卒業して、一足先に次の舞台を意識させられた身なので、第100回『スタァライト』やオーディション、学園に想いを馳せることへの怒りはあったと思う。
足をタンタンしてるのはかっこいいけど、絶対ぶちぎれてる。
純那の『今は。いつか。』で堪忍袋の緒が切れた説があるらしい。
電車でこれを聞いた瞬間にぶちぎれて、予定より早く皆殺しのレヴューを開幕したから、刀が遅れて届いたとか考察されている。純那の反転アンチか…?
ばなな「なんだか、強いお酒を飲んだみたい。」
ぼく「よく知らんけどなんかの作品からの引用やろ。」
純那「…なな?」
ぼく「多分、純那ちゃんに聞いてるよ?」
ばなな「なんだか、強いお酒を飲んだみたい。」
ぼく「絶対、純那ちゃんに聞いてるよね。」
純那「…?」
ぼく「十八番だろ。頑張れ。」
ばなな「だーかーら、『なんだか、強いお酒を飲んだみたい。』」
ぼく「イライラが限界やん。」
純那「何言ってるの? 私たち、未成年だよ…。」
ぼく「よくわからないけど、間違っていることだけはわかる」
ブシャァア(純那ちゃんが血しぶきに沈む音)
ぼく「誤答に対するペナルティが重い」
怨みのレヴュー
石動双葉 VS 花柳香子
香子「私のこと邪魔やったんやろ」
ぼく「めんどくせ~~」
双葉、キレた…! デコトラバトル開幕!
ぼく「せやろな」
双葉「香子ばっかり私を独り占めしてずるい!」
ぼく「…え、そこ?」
双葉「アタシを迎えに来て…」 香子の左手薬指にバイクのキーをはめる
ぼく「めんどくせ~~~~お似合い~~~~~!!」
香子はアニメの頃から「めんどくせ~~」と思っていたけど、双葉も似たもの同士だった。
他のレヴューと違って、相手の創造した舞台装置やシンボルの破壊による決着ではなく、同じデコトラでの衝突だったのも似たもの同士の表現かなと思った。
華恋とひかりは東京タワーどつきあいバトルとか絶対しないもんな。
でもセクシー本堂とデコトラバトルはどうかと思う。きれいなボーボボ・ワールドという表現が適切。
競演のレヴュー
神楽ひかり VS 露崎まひる
アニメで回収されなかったひかりとまひるの衝突がここで見れる!
はじめは、ほのぼのとしたオリンピックレヴューだったのに、「舞台の上にいるのにどうして演技しないの?」からの豹変が怖い。ホラー展開で追い詰めるの強すぎる。舞台装置を支配したものが勝者なのだ。
まひるはガチでひかりの存在にキレてると思ったから、演技だよと言われてひかりと一緒に安心した。
ところで、ひかりちゃん、ロンドンいったり、ビンタしたり、家出したり、ロンドンいったり、華恋ちゃんのこと振り回しすぎじゃない?
くそどうでもいいけど、アニメのときからまひると双葉の武器、レヴューで上掛けの紐を切る性能面で不利じゃない? と思っていたけど、まひるはちゃんと切れてたし、案の定双葉は紐を切るのに自前の武器を使わなかった。
狩りのレヴュー
大場なな VS 星見純那
純那「あなたを捕らえるわ。この『狩りのレヴュー』で!」
ばなな「ガウ」←ここ好き。
カラカラカラカラ…(いつものリングが降りてくる音)
ぼく「まーた純那ちゃん、芋スナ作戦始めてるよ…」
純那に自決しろと刀を差し出したら、それに自分の砕けた宝石をぶっさして武器にするのは控えめに言っていかれてる。どんな発想だよ。
大場ななの「主役になれないと分かっていても、主役を目指して頑張る姿が美しかった」に対して最高かつ泥臭い回答だった。
大場ななに「あーあ、泣いちゃった」と煽られたのを純那が最後に返すのも好き。
魂のレヴュー
天堂真矢 VS 西條クロディーヌ
天堂真矢『ポジションゼロ、This is 天堂…ッ!? なにッ!?』
ぼく「ざまぁ。」
『ポジションゼロ、This is 天堂真矢』の否定。
アニメで一番好きな台詞だけど、これが見たかった。アニメでは『This is おいも』でギャグにされ、大場ななに破れていったから消化不良だった。
絶対強者として立ちはだかっていた天堂真矢を打倒してくれと思っていたら、次席がやった。アニメ終盤のタッグレヴューで『天堂真矢は負けてない(涙目)』で決着をうやむやにしたのを、きっちりクロちゃんが終わらせた。偉い。クロちゃん大勝利。
「奈落で見上げろ! 私がスタァだ!!」はクソかっこいい。名乗り口上まで強者だぜこの女。
舞台装置を支配して勝利してきた天堂真矢が、クロディーヌに舞台装置の主導権を握られて翻弄されるのは新鮮だった。
天堂真矢、オーディションで勝つたびに『ポジションゼロ、This is 天堂真矢』って勝利宣言してたんだろうな。メタられていたし。
最後のセリフ
愛城華恋 VS 神楽ひかり
『アタシ💃再生産』
ぼく「やっぱこれよ。」
運命のチケットだけでなく、家族、同級生、思い出、ひかりからのお手紙、そのすべてを燃料にして再生産するのがめちゃくちゃかっこいい。
ここで燃やすためだけにかれんの過去編を描写してきたんですか。
舞台女優としての覚悟を問われているのかもしれない。舞台以外の全てを捨てられるのかと問うている。
あと、華恋はひかりが転入してくるまで聖翔音楽学園で落ちぶれていた印象だったけど、過去回想では舞台少女としての才覚を表していて、よくよく考えたら難関学校の合格者かつ、役名ありの役を勝ち取っている強者だったということを思い知らされた。
神楽ひかりの口上で「今の私が一番ワガママ!」ってあったけど、ほんとにぃ…?って思っちゃった。
アニメの4話、見る? ひかりちゃん。でも、競演のレヴューで明らかになった華恋からの逃亡はクソデカワガママだから、劇場版の今が一番かもしれない。
東京タワーをポジションゼロに突き立てるのどうかと思います(歓喜)。
ラストで上掛けを投げて卒業するのはきれいすぎる。
運命のチケットである髪飾りを捨てたかと思ったけど、ちゃんと鞄についていてよかった。
おわりに
終わってみるとアニメで心残りだった話を全部やってくれて最高だった。
どのレヴューも好きだけど、戦闘描写では「皆殺しのレヴュー」、レヴューの内容では「魂のレヴュー」が好き。
『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-』もストーリーは面白いらしいので、10月21日あたりの周年記念に向けて始めてみようと思います。