私を”愛”に満ちたオトナに育ててくれた5つのマンガ
どうも、こんにちは。にわです。
私にわは、2020年5月18日で29歳になります。オトナです。
でも、小さいころに想像していたオトナより、ずいぶん子供っぽいオトナになってしまった気がします。
そんな子供オトナですが、”愛”だけは大切にするオトナになれた自信があります。
どうして僕が”愛”を知ることができたのか。
それは5つのマンガのおかげでした。
※5つのマンガの軽いネタバレを含みますので、ご注意ください。
①パートナーへの愛:ポケットモンスター SPECIAL
世界的に有名なゲーム「ポケットモンスター」を題材としたマンガ。タイトルは略してポケスペ。
ストーリー自体はゲームに大枠沿っていますが、ゲームとは一味違う躍動感溢れるポケモンバトルが魅力です。ポケモンの特性や環境を生かしたバトルがめちゃくちゃカッコいいんです。
このマンガを読んで、何度ゲームのポケモンをやりたくなったことか…。実際にプレイするとちょっと違うなぁと思っちゃうのはナイショ。
各キャラクターが自分のパートナーとなるポケモンたちと一緒にバトルを繰り広げるんですが、これがたまらんのです。自分と一緒に旅をしてきたパートナーたちへの愛・信頼があるからこそ勝利を掴み取るが出来る。そんな姿ににわ少年の心は釘付けでした。
シリーズが長いので主人公側のキャラクターもたくさんいるのですが、私が一番好きなペアは「サカキ&スピアー」でした。サカキとは初代ポケモンの最後のジムリーダーでありながら、悪の組織ロケット団の首領である極悪キャラです。
サカキがリーダーを務めるトキワジムは「じめんタイプ」のジムですが、自分の故郷トキワで捕まえたスピアーに愛着を持ち、大一番の勝負でスピアーを使用するんです。
悪の親玉である敵キャラでありながら、その”パートナーに対する愛”に惚れてしまったのを覚えています。
②友への愛:金色のガッシュ!!
ファンタジーバトルマンガの金字塔的存在「金色のガッシュ!!」。
主人公は中学2年生の高峰清麿と魔物の子であるガッシュの2人。
魔界から人間界へ放たれた100人の魔物の子同士が争い、最後の1人に残った魔物の子が魔界の王になれるという戦いのお話です。
清麿とガッシュが頼もしい仲間に出会ったり、強敵との戦いでボロボロになったり、仲間との別れがあったりする中で、2人が成長していく姿に感動します。
敵キャラや味方のキャラも魅力的なのですが、やっぱり素敵なのは清麿とガッシュの関係です。共に手を取り合って戦う2人ですが、出会いはめちゃくちゃで、出会った当初は清麿はガッシュのことを全く信頼していませんでした。ただ、ガッシュのまっすぐな姿から清麿もガッシュを信じるようになり、最高の友となります。
お互いを思いやる”友への愛”のおかげで、どんな困難をも2人で乗り越える姿は多くの読者の心を動かしたと思います。
1話から泣けるんですが、最終話に描かれているシーンで泣きまくったことを今でも覚えています。
③生命への愛:銀の匙 Silver Spoon
「鋼の錬金術師」の作者でもある荒川弘さんが描かれた北海道の農業高校を舞台とした学園マンガ。進学校の中学校に通っていた主人公「八軒勇吾」が学力競争と高圧的な父から逃れるために農業高校に進学するところからスタートするお話です。
学校の友達とワイワイしたり、自分と向き合ったり、恋をしたり、心がほのぼのしつつも、僕たちが向き合わなければいけないことに気付かせてくれるマンガです。
特に丁寧に描かれてるのが、人間と動物たちの生命の関りについて。
通称「エゾノー」と呼ばれる農業高校には酪農・食品科学科も含まれており、牛や馬、鶏などが飼育されています。動物たちの中には競技大会に出るような子たちもいれば、食用として育てられる子、乳牛として牛乳が出なくなり食用にされる子など、いろんな子たちがいます。
その一生は人間の気持ちひとつで決められており、なんだかモヤモヤしてしまうところもあります。
ただ、主人公の八軒は”生命への愛”を持ち、正解がない問いに対し、自分なりの向き合い方を模索して進んでいきます。今の僕たちの日常生活ではあまり考えるタイミングがないですが、「銀の匙」をきっかけに生命への向き合い方を考えることになりました。
④好きなものへの愛:ちはやふる
アニメも映画も大人気眩しすぎる青春かるたマンガ。
かるたバカの女子高生「綾瀬千早」が競技かるたの女王を目指して、周りを巻き込みながら、爆進していくお話です。
このマンガの見どころはなんといっても、登場人物みんなのかるたへの愛が強すぎるところです。
”好きなものを愛している”からこそツラい時もあるけど、それを乗り越えた時の喜びは何にも代えがたいものだと体現してくれています。
千早の師匠である原田先生の名人戦は思い出すだけでこみ上げてくるものがあります。歳をとってボロボロになった体を引きずりながらも、自分の好きなことで1番になろうとする原田先生の姿を忘れることができません。自分の”好きなものへの愛”を貫くカッコ良さを僕に教えてくれました。
⑤強敵への愛:北斗の拳
僕が生まれた始めた読んだマンガが恐らくこの「北斗の拳」です。
僕の父が大好きで、マンガ・アニメ・グッズの大体が家にそろっていました。
核戦争により文明社会が失われ、暴力が支配する世界となった世紀末を舞台に、一子相伝の暗殺拳 北斗神拳の伝承者「ケンシロウ」が救世主として成長していく姿が描かれています。
他の流派の強敵との戦いを通して成長し、自らの長兄であり最強の男「ラオウ」との最後の戦いに挑むお話です(本当は最後の戦いではないんですが、最後の戦いということにしておきたいです(笑))
他のマンガに負けない魅力は、激しい戦いを繰り広げた強敵の想いをケンシロウがすべて背負って進んでいくことろです。
※ちなみにザコのクソ野郎たちのことは全く背負いません。
北斗の拳を読んだことがある人はもちろんわかっていると思いますが、北斗の拳では「強敵」と書いて、「とも」と読みます。
違う星のもとに生まれたことで戦う運命になった相手の愛・哀しみを背負うことが出来る器のデカさ。強敵への愛。
立場が違う・育ってきた環境が違うために、自分と対立することになるライバルも出てくるもしれませんが、自分を成長させてくれる強敵と考え、愛をもって生きていこうと僕は心に誓っています。
さいごに
この5つのマンガのおかげで”愛”とは何か、”愛”の大切さを学ぶことができました。
愛は己を成長させてくれるものだと思っていますが、愛があるがゆえに苦しむこともあります。
そんなときは「愛ゆえの悲しみや苦しさ以上に、愛ゆえのぬくもりを覚えているはずだ。」と自分に言い聞かせています。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
おまけ
少し話は変わりますが、私にわは友人の佐島氏と一緒にマンガのラジオ「マンガ760」をやっております。
このnoteとは打って変わって、真面目にふざけながら、マンガのことをワイワイ楽しくしゃべっておりますので、お仕事・勉強しながらでも聞いてみてください。
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