最終回を迎えたばかりの『テラスハウス軽井沢編』を一気観しろ! じゃなければこの《軽井沢編事件簿》だけでも読んで帰ってください! そしたらたぶん見たくなるから!!!【第1回】
かつて、世のテラスハウス愛好家たちは口を揃えてこう言いました…
「本家の『テラスハウス』の方がよっぽど『モンスターハウス』だよ」、と。
(ヘッダー画像はテラスハウス軽井沢編をイメージして設定しています)
いやこれはマジの話で。今、この記事を読んでくれているテラハを見たことない方。テラハなんてどうせリア充たちが夢を追って恋してSEXしてウェイウェイウェイのウェイみたいな陽キャ御用達番組だと思ってないですか?
実際、割と頻繁にSEXはするんですけど、んでネット上でテラハを布教しようとしてる人って大抵こういう言い方してくるでしょうけど、むしろテラハはそういうウェイ×4な人たちと馴染めない、それどころか実際に関わる機会のないタイプの人たちの心に染み入る石清水なんですよ!!!!!
私もファン歴は短くて…恥ずかしながら軽井沢編で魅力に目覚めたクチなんです。でも、軽井沢編が始まって終わるまでのこの14ヶ月(ぐらい?)、本当に、本当に楽しくて幸せでした。
ちょくちょくある2週休みの度、「ッんだよ!!! 今週テラハないのぉ!!!!?」と反抗期の中学生みたいに苛立ってました。なので、今年5月から始まるらしい東京での新シーズンの配信まで、ココロにぽっかり穴の開いたような気分ですねぇ…。
(あ、テラハはネットフリックスとFODでの先行配信と、地上波放送・TVerの配信で見れますよ。2019年2月22日現在、地上波とTVerではまだ終わってない! やった!! まだ○○様が○○○したことを○○○に指摘されて、「なんで○○することになったんだろう?」ってしらばっくれる珠玉の名シーンが無課金で見られるぞッ!)
んで、この軽井沢編ね、海外で大人気らしいじゃないですか?
だから結構、LINEニュースとかで出来事が取り上げられているのをご覧になった方も少なくないんじゃないかな~と思うんですけど、あのね、ニュースになってない事件も沢山あんの軽井沢編には!! そして私にとっては全てが大切な思い出だから、決して忘れないように書き留めておきたいの!!
書き留めさせて!!!!!!
ということで、書き留めます。ネタバレが嫌な方はすぐに本編を見に行ってください。そうでもない方、視聴済みの方はこのままどうぞ。ほんと、軽井沢編って最高に楽しかったよね? そんな気持ちを共有しましょう。
■軽井沢事件簿・まずはメンバー紹介/
1st WEEK『Opening New Doors』
はい最高。ジョジョのスタンド名になっててもおかしくない。
《OPENING NEW DOORS》っつーのは軽井沢編のサブタイトルでもあるんですけど、サブタイトルを1話のタイトルにしちゃうっていうカッコいいヤツね。テラハはドラマでは決して見られない生(なま)の人間を目撃できる最強に文学的なコンテンツであると同時に普通にオシャレです。
私のようなトレンドに疎いオババはあいみょんもテラハで知ったんだよ…特に『愛を伝えたいだとか』が使われる場面は最高だよ~! 歴史に残る~!
さぁ早速メンバー紹介。こんな感じの皆さんが揃ってます。
↑小室安未ちゃん↑
いや可愛いッ!!! テラスハウスには《ヒロイン》と呼ばれるカワイ子ちゃん枠(?)のようなものがあるのですが、安未ちゃんは軽井沢編初期の《ヒロイン》です。女子大生、エイベックス所属で、就活しようか本気で芸能界を目指そうか迷い中な感じ。境遇がザ・テラハっすね。こう見えてギャグセンスがすごい。静かなる爆笑王。
↑治田みずきちゃん↑
スタイル良ッ!!! 下着姿なのでグラビアアイドルさんかな? という感じですが、韓国のおしゃれ情報を日本に伝えるライターさんだったり、自分がプロデュースした下着のブランドを起こそうとしてたり若いのに大変しっかりとした娘さんです。まさか、あんなことになるなんて…
↑佐藤つば冴ちゃん↑
《テラハ史上ナンバー1素朴ガール》とかいうちょっと…よく分かんないっすね…なキャッチフレーズをつけられた軽井沢編の真ヒロインです。軽井沢のチームで頑張るアイスホッケーの選手であり、スポーツクラブのインストラクターでもある。人間力、好感度、SNSでの発信の巧みさは他の追随を許さない。海外テラハ愛好家の皆さんもつーちゃんにメロメロらしいゾ!
↑中村貴之さん↑
通称・タカさん。もしくは寮長。最年長メンバーで軽井沢の地元の人です。プロスノーボーダー兼アパレルブランドオーナー兼、夏は焼き鳥屋でバイトしているそうな。ご覧の通りの男前で、ヒゲがチャームポイントの気のいいあんちゃんなんですが、まさか、あんなことになるなんて…(二度目)
↑新井 雄大くん↑
料理人を目指す19歳。今風の可愛らしいイケメンくんですが、軽井沢編のスタートアップに貢献した功労者でスターです。これは嫌味じゃなくマジ。私は彼のさらけ出してくれた人間採れたて新鮮丸かじりみたいな映像の数々のトリコになってテラハにドハマりしました。幸せになって欲しい。
↑岡本至恩くん↑
いちいち人間力の高いイケメンモデル。ユーモアがあり、空気も読め、至恩(とあとつーちゃん)がいた時代の軽井沢は和気あいあいとしてて見ててハッピーだった。でも結構、正義感が強いっていうか正しさで殴ってくるタイプでもある。ただ本人悪気ないし、実際悪くもないんだよね…。そういうところが社会的強者の生態を覗けてるッ…! って感じで胸躍った。
はい、こうして個性豊かなイケてるやつらが軽井沢に集いました。
この1st WEEKから第一の事件まで、「雄大、玉ねぎの匂いを嗅ぐ」「安未、水炊きが嫌い」「手作りスープは《優しい味》」「つば冴と至恩、近づく距離」「タカさん、雄大の自立をうながす」「みずき、意識高く絡んじゃうお年頃」などの名場面が目白押しですが、既に文字数がエグいので最初の事件へレッツゴー!
■軽井沢編事件簿・その1
4th WEEK『The Reason She Cried』~
7th WEEK『Erased Him From My World』
《雄大劇場開幕》
通称《パピーのカード事件》を発端とする、《地獄のアスレチックデート》、そして軽井沢編屈指の名台詞、「安未の世界から消した」に繋がる雄大劇場の開幕です。
先ほども書いたように私は雄大のさらけ出す剥き出しの人間っぷりにノックアウトされていたので、雄大劇場がもっと続いてくれて全然良かったのですが(雄大が軽井沢編のてっちゃんなんだなってマジで思ってたし)、想像以上に早く幕を下ろしてしまったので寂しかった。
この4th WEEK~7th WEEKの見所はもちろん、
「雄大、料理人志望のはずがちっとも料理しやがらねえ」
「『パピーのカードでブランド物を買う前に免許取っとけや』という反論不可能な副音声」
「お姉ちゃん性を存分に発揮するみずきの説教とそれをクニャクニャと聞き流す雄大の姿におねショタを感じろ!!」
「『えっ!? うち(ベーグルバーガー屋さん)がテラスハウスに出られるんですか!?』ってお店の人は多少テンション上がっただろうに蓋を開けてみればただの地獄だよランチ~または安未のワードセンス爆発祭り~」
「デート中は『今日は俳句読もうと思う』とか言っておどけてたのに帰宅後に拗ねて安未と険悪になってしまう雄大のリアリティよ」
「雄大、安未との仲直りに失敗のち涙でピース」……
いや本当に雄大は終始人間味の宝庫だな!!!!!!
私はね、ほら、筋金入りの陰キャで人生経験に乏しいからね、ルックスがよくて、おしゃれで、テラハに出るような人たちは人間関係で激しく悩むこともこじれることも完全に無とはいかないまでもあまりないんだろうし、もっと次元の高いとこで悩んだりしてるんだろナ~って思ってたんだけどんなこたぁねぇ!! イケメン美女も同じ人間だった!! そんな当たり前のことを、私は軽井沢編を見るまで頭で分かってても心で理解してなかったの!!
(私は良くも悪くも全力でハロー効果に惑わされていたというわけサ…)
■軽井沢編事件簿・その2
8th WEEK『A Man with Different Values』~
9th WEEK『She’s the MVP』
《デキる女だからって恋愛も得意とは限んねぇ》
前回、雄大が安未の世界から消されてしまったため、安未は雄大を無視。軽井沢に不穏な空気が流れる中(まあ、シーズン後半はその穏やかじゃねぇソレがほぼ流れっぱなしになるんですけど)、突然、みずきが元カレに会いに東京へ行くというエピソードが挿入されます。
その直前に、雄大がクリスマスに元カノと会うかも~とか言い出してタカさんと至恩が鬼ほど呆れる(安未がダメだったので、テラスハウス出演のために別れたらしい元カノとヨリを戻そうという魂胆がバレバレだから)いう良シーンもあったりするんですがみずきの話が薄れるから一旦おいておこう。
で、みずきは元カレと、
全然ヨリを戻してくれそうにない(そもそも相手は付き合ってると思ってくれてたのか謎)な元カレと、
タクシーで夜の街に消えてしまうのですが…
いや1話の間に、それどころか僅か十数分足らずの間に、「元カノ」とか「元カレ」とか「ヨリ戻す」みたいな話題が頻出しすぎて混乱するわ。
夜の街に消えたみずきは、翌日の夜まで軽井沢へ帰って来ず。
安未に「何回ヤってんだろう」と噂されるわ、YouTubeにアップされる未公開映像で至恩にダメ女呼ばわりされるわでなかなか踏んだり蹴ったりです。
(この動画の至恩の正しさの権化っぷり…スゲェ…これが真のリア充だ…!)
かつて雄大が、「安未は一体何がしたいの?」と詰めて、(いや詰めたとうより悪気なく煽っちゃった感じだったんですけど…こんな感じで↓)
芸能活動に邁進するでもなく、就活を頑張るでもなく…ちょうど中途半端な状態だった安未は傷ついて泣いてしまい、その話を知ったみずきが「雄大こそ何がしたいわけ?」と説教した───という、それ以外の出来事が怒涛過ぎて止むなく割愛したイイ話があるんですが、もうここに来てそのエピソードが効いてくんのよ!!!!!
仕事や、夢へ向き合う姿勢においてみずきは圧倒的に正しくて、雄大を始めとする他のメンバーに対する指摘や意見表明もすごーくちゃんとしてるんですけど、こと恋愛においてみずきはめちゃくちゃに選択をミスる!!
絶対その男のいいようにされたらダメなのに!!! わがままを許すほど、この恋は上手くいかないって分かってるはずなのに! 自分でも「都合のいい感じ…」って言ってて、お前普段の誇り高さどこへやったん? って感じなのにぃーーー!!!!!! みずきぃーーーーーーーーッ!!!!
………最っ高じゃん。
ね? テラスハウスは文学だって言ったでしょ!!!(なんでも文学って言っちゃうタイプの人)
その後、みずきはお仕事で韓国に行くことになり(書き忘れてたけど元カレさんは韓国の人なんですよ)、元カレと「会えたら会おうね」的な約束を交わしますがなんやかんや理由をつけて断られちゃいます。いや今時珍しいくらいあからさまなクソ野郎だな。我々のみずきを弄ぶのをやめろ!!
そうこうしているうちに雄大も元カノとヨリを戻すのに失敗。その上、地元の友達にテラスハウスを出たいと思ってることを明かす。
元カノは全然脈なさそうなのに何故か自信満々な雄大…
友達に「無理、可哀想(元カノが)」とマジで窘められる雄大…
雄大劇場の幕は上がり続けていたのですが、9th WEEKで雄大は本当にテラスハウスを卒業。しかも、「仕事が忙しくなってきた」という理由でみずきまで…(軽井沢という土地柄、バリバリ働いてるメンバーに多いパターン…)
雄大が7、みづきが3ほどドッタンバッタンしている間に、至恩は「つば冴が最近可愛い」と恋心を匂わせ、タカさんも安未が気になりだし、割とキレイめな方の人間模様も動き出します。
そして、雄大とみずきの代わりに入ってくる新メンバー2名…!
更に人間関係が複雑になる中、次に事件を起こすのは《誰》なのか…!?
テラスハウス軽井沢編事件簿、
中編もお楽しみに!!!!
(見た人はもう知ってると思うけど、中編後半~後編が地獄です!)
★2019年2月24日追記★
全3回ではとてもじゃないけど終われなさそうだったので、回数は定めずに書いていくことにしました。2回目の時点でやっと15週目なので、全7回ぐらいになるのか? それだけ軽井沢編が見所いっぱいってこと! やっぱ軽井沢編サイコ~~~~~ッ!!!!!!!
「スキ」を押すとめちゃめちゃ面白くてオススメな小説の名前が飛び出すよ!