最終回を迎えたばかりの『テラスハウス軽井沢編』を一気観しろ! じゃなければこの《軽井沢編事件簿》だけでも読んで帰ってください! そしたらたぶん見たくなるから!!!【第2回】
(ヘッダー画像は『すごい角度からの巻き込みキス』をイメージして設定しています)
はい!! 前置きはいいから早速本題に入ろう!!!
前回、女の業のようなものと勝負下着姿を視聴者に見せつけてくれたブランドプロデューサー志望の26歳・みずきちゃんと、想いを寄せていた女子の世界から消され、それ以外のメンバー4人中3人から連日お説教を受けるという特殊な訓練を受けていない人間なら確実に精神が終わる状況を「俺には俺のやり方がある」という名言と思想で乗り切った料理人志望の19歳・雄大くんがテラスハウスを卒業。
雄大くんに関しては「まあ、こんな四面楚歌状態のシェアハウスで暮らし続けたいヤツはおらんわな」という共感と、「君が成長する、もしくはその生き方を貫く姿を放送に乗せることで勇気をもらえる視聴者が絶対に居たはずだよ…」という切なさを共に感じながらの見送りになりました。
(雄大くんは私にとってR指定さんの名バース《お前は間違ってる 間違ってるが、それであってる》を体現している人でした。ホント幸せになってください)
■10th WEEK『The Christmas Assassin』~
22th WEEK『The Mustache Tells the Story of Love』
《実はこの辺りが軽井沢編史上最も平和な時期だったって言ったら…信じる?》
一気にまとめすぎやろ、雄大が卒業したからって手ぇ抜いてんじゃないよと思われるかもしれませんが本当に平和なんですよ。なのでほっこりしたい、ときめきたい方はこの辺りを見てください。
軽井沢の広大な自然…
地元の人との心温まる触れ合い…
育まれる友情・恋・若者たちの絆…
軽井沢でテラハやるどー!! って告知が出た時に多くの人たちが想像した、そして恐らく製作者側も期待していたであろう要素は10th WEEK~22th WEEKの間に集中しています。
(初期メンバーもですがこの期間のメンバーは未だに仲良いい人たちが多くて私のようなすれっからし女も見ていてホッコリしちまいますね)
とはいえ全く事件がないわけじゃないのがテラハの信頼できるところ。以下、この頃に起こった小競り合いをまとめます。
・安未、「変なカレーだね」「だって変な豆入ってんじゃん」事件
最年長のプロスノーボーダー・タカさんからデートに誘われた女子大生の安未。軽井沢の景色が一望できるおしゃれなカフェへ連れて行かれるも、景色にクソ興味ないため(本人談)全く盛り上がらず。あまつさえ、雑穀米に入った豆を「変な豆」と表現する。
メモ:副音声にて「この子は文句が多い」「可愛いのにこれじゃモテない」などの批判的なコメントが相次いだことをきっかけに、テラハ愛好家の間でも『安未は態度の悪いカス』『安未は正直なだけのいい子』と意見が分かれ論争になりました。この論争巻き起こりがちというのがテラハの魅力(そして可能な限りリアルタイムで視聴すべき最大の理由)ですね。
全話見た後だと豆程度であんなに熱くなってた私たちって一体…(ちびまるこちゃんの画風で)という気分になれるのもまたオツ。個人的に安未ちゃんはコメント力高いので好きです。
・安未、新メンバー翔平に「水道業者の人かと思った」と先制パンチを喰らわせる事件
また安未の話じゃん。この頃は安未がテラハを引っ張ってくれてる。ちなみに新メンバー、上村翔平くんはこんな方です。
エレクトロバンドTHREE1989のボーカルで28歳。登場時は初めて聞いたな~と思いましたが2019年の今となってはいろんなとこで名前見ますね。副音声でも「いい人そう」「明るい人が来て良かった」と大絶賛でした。
(曲も素敵なので聴きましょう)
実際とても気のいいお兄さんなんですが、『闇祓い』『安未が死んだみたいな号泣』『おっぱいソング』『すごい角度からの巻き込みキス』『こちらの礼拝堂で告白みたいなのって出来たりするんですかね?』などの爪痕をしっかり残してくれるので信頼して大丈夫です。これ翔平くんの名場面全部言っちゃったな。
メモ:この水道屋発言で前述の安未論争がまた加熱するわけですが、割と早い段階で翔平くんは安未にホの字になります。安未は雄大、タカさん、翔平くんと至恩を除く一緒に住んでいた男子全員から想いを寄せられたことになり、「性格がそれじゃモテないよ~?」という助言風悪口を凄まじい豪腕で瞬く間にクソリプ化させていたのが格好よかったです。私も「まぁそうかもね~」と思ってたからすげぇ惨めだよ今。もう余計なこと言うのやめるわ。
・安未とつば冴、女子の新住人がテラハレジェンドメンバー聖南さんで死んだ顔になる事件
対する女子の新住人は、この『テラスハウス』という番組そのもののオープニングメンバーであり《ミステラハ》《トレンディ劇場の主演女優》などの異名を持つモデルの聖南さんでした。
(『カムバック! 島袋聖南!』ってタイトル元気いいな)
テラスハウスへは3年ぶり4度目の入居。テラハで出会って交際・同棲していた年下のサーファー伊東大輝くんの浮気が原因で破局したばかり。軽井沢へは『最後の恋を探しに』やって来たとのこと。ね、《トレンディ劇場の主演女優》の冠は伊達じゃないでしょ?
しかし、来て早々ワインを開け、「ワッショーイ♪」という独特の掛け声で乾杯を繰り返す聖南さんの様子に安未&つーちゃんは完全に引いてしまいます。聖南さんが男性陣と酒盛りを続ける中、慌てて女子部屋を片づけつつ「みずき帰ってきて欲しい」「気を遣わなくていいって言ってたけど…」「えっ無理っしょ」とまぁまぁの陰口を叩くのでした。
メモ:私は軽井沢編にハマってから急いで過去のシリーズも見たのですが、現在は人として完成されきってる聖南さんが仕事のオーディションへ行くも「何故うちの雑誌のモデルになりたいんですか?」程度のごく当たり前の質問にもろくに答えられず、ムググ…となるという初々しさ満点のシーンが見られたりしてよいですよ。
あと、聖南さんへの女子2名の態度から「こいつらの性格クソ」「特につば冴は化けの皮がはがれた」「いや相当驚いただろうからしょうがないでしょ」とやっぱり論争が勃発。しかしそこはやはりミステラハの聖南さん。あっという間に女子の輪にも溶け込んでしまうのですが…(視聴者が「あれは酷かった」「ないわ」とか言っている間に当人同士ではとっくに問題が解決してるというのもテラハではよくあることです。その辺は一軍集団の面目躍如と言えるでしょうか)
(こんな感じであっちゅーまに仲良くなる)
(この写真面白すぎませんか)
・タカさん、チャームポイントのヒゲ剃り落とし事件
軽井沢にやって来て早々タカさんをデートに誘った聖南さん。その事実を知った安未は、これまで怒濤の塩対応でアプローチをスルーしてきたにも関わらず、自ら「遊びに行こう」とタカさんをお誘い。ふたりはスノボデートへ行くことへなりました。しかし…!
「(自分のスノボ用の靴を脱がせてくれるタカさんに対して)世話好きなの? 末っ子なのに」
「うん」
「安未はお世話してくれる人が好きなんだけど…5歳若かったらいいなって思った」
「俺が?」
「そう」
「どうしようもないじゃん」
「だから若返って欲しい」
はい\(^o^)/オワタ
…と思いきや、タカさんは安未の「5歳若かったらいいな」を「5歳若ければアリってこと!?」と解釈し、それまでアプローチはしつつも若干引け腰だった安未に対してガチ恋になるのです!!
前向きで良し!!!!
しかしタカさん、男前だからこそ自分から女子に迫るのに慣れていないのか、行動がことごとく裏目に出ます。
例えば翔平くんのライブを見に出かけた旅先で安未を夜のゲレンデに連れ出せたのに、何故他のメンバーは誘わず自分だけ誘ったのかと問われて…
「いや…まぁ…まあ何でだろうね? 何となくだけど」「ほら、音楽のさ…(安未は)めっちゃ好きっていうわけじゃないじゃん?」「ならばせっかくだし、ナイター滑ろうみたいな…」
中学生並みの回答を連発。
そもそも前回のデートの後、タカさんが「きゃぁ~~/// 安未に若返ってって言われちゃったッ///」(いや、クッション抱いて床に寝転がったりして本当にこんな感じだったんですって!!)と超はしゃいでいるのと同じ頃に、安未はタカさんとはキス出来ない、日頃の生活態度もおじさんだし恋愛対象に見れない、とバッサリ言い切ってるんですよ。あ~あ…。
メモ:じゃあそもそも何で安未はタカさんを遊びに誘ったんだよ!? と問い質したくなるところですが、元々アプローチされていた安未としてはタカさんの気持ちが完全に他の人(聖南さん)に行っちゃう前に自分の気持ちを最終確認したかったのかなーと思います。その結果、安未はナシの判断を下し、諦めかけていたタカさんが本気になってしまうなんて…あ~あ…。
知らぬ間にもう後がなくなっているタカさん。安未に意識してもらうため、彼のとった最後の手段は──……!
って盛り上げたけど1番最初に言っちゃってた。そう、安未の誕生日にチャームポイントのヒゲを剃るのです。安未に向かってはっきりと、「若返ろうと思って」という言葉も告げて。
いや確かに若返ったけどぉ!(泣きながら)
タカさん、ヒゲを剃った後、バースデーケーキを手にサプライズ登場するんですが他のメンバーは変化に気付いても安未は全然気付かないの…。しかも気付かれてもメッチャ笑われるだけだし、安未への好意からなんだよ、っていうのを言外に匂わせた途端、微妙な空気になっちゃうし…。
(調べたら、ヒゲなしタカさんの写真って本人はもちろんメンバーの誰も上げてねぇ…この予告動画の中にしかねぇ…あ~あ~あ~…)
その後、タカさんはスノボ中に腰を負傷。こんな踏んだり蹴ったりな人いるのかよ。至恩に促された安未はタカさんの元にお見舞いへ行くのですが、その時の会話が素晴らしいから見てくれ。
「ケツから落っこちちゃってさ、今日」
「フフフ…折れないんだね」
「今日打ったばっかだからさ、まだ痛いんだけど。ちょっと歩くのもアレだったけど、最初」
「うん。おじいちゃんだね」
「ん?」
「おじいちゃんだね」
「うるせえ」
(しばしの沈黙の後、貴之から)
「ダメだね」
「うん」
「でも別に心配はしてなかったでしょ?」
「うん」
「ハハハ…」
「(安未、笑いながら)全然してないよ」
「行けって言われて来たんだろ?」
「全然してない、うん」
「……オーケー」
せっっっつな……。
それ以外言葉がないよもう。けど、片思いしてるタカさんと安未の会話って内容としては最高のやつばっかりなんですよね。
塩対応を通り越し、ルームメイトとしても少々冷ややかすぎる安未の態度に密かに不満を募らせるタカさん。至恩を含めた3人でつば冴の試合の観戦に出かけたアイスホッケー場で安未と二人きりになります。
「あのさ、こないださ、行ったじゃん? スノーボードにさ」
「うん」
「でさ…5歳若かったら、みたいな話したじゃん? 5歳若返ってよみたいな」
「うん」
「あれさ、別に特に深い意味はないんでしょ?」
「(安未、笑い出して)……深い意味?」
「別に特にそんな何か…」
「感想って感じ」
「感想?」
「あの日の感想って感じ」
「……なるほどね。まあそりゃそうだよな。たらればだもんな」
「(安未、笑う)」
「だってどうしようもねぇしな」
「ねっ。そうだね。ヒゲ剃ってたけど…」
「ヒゲ剃ったからって別に年が変わるわけじゃねえしな」
「見た目の話ではないかも」
「(貴之、笑いながら)それは分かってるけどさ。…まあ、あれはすごい嬉しかったけどね」
はぁ~~…100000000000000点満点…。
テラスハウスって常に台本疑惑がついて回る番組ですが、ここでのふたりの姿を見たら少なくとも今映されてる瞬間はリアルだって分かると思いますよ。いや~~これ本気でとんでもないコンテンツですわ…。
とか言ってたらこんなに長くなってしまいました。1番平和な時期です、と言いつつまだ15th WEEKまでしか進んでないよ。前編中編後編で終わると何故思ったのか。よーし、どうせニートで暇だからこのままダラダラ最終話まで書き続けてやるぞ~~~~!!!!!!
次回、平和な時期後半(至恩×つば冴、翔平×聖南周辺の事件)と出来れば麻由、ノア、優衣様登場までいけるといいなぁ! まだまだ事件簿は続きます!
「スキ」を押すとめちゃめちゃ面白くてオススメな小説の名前が飛び出すよ!