オンラインコミュニケーションは「3割増し」が鉄則
art. #48 / 3000 words (3 min.)
こんばんは。
バナナの表面の点々の量がじぶんの好みの量だと朝からハッピーな気持ちになる新田です。
さて。
きょうは、オンラインだからこそ表現を3割増しにしないと損するんじゃないかなというただの所感noteです。
ここでいうオンラインとは、ビデオ通話・チャット・メールなどのインターネット上でのコミュニケーションすべてを指しています。
メモ程度の記事です。興味のあるかたはご覧ください。
はじめに
2018年12月からずっと、フルリモートで仕事をしています。
フルリモートなので、基本は家での作業になります。
「フルリモートは気楽でいいね」と言われることも多かったですが、「いやいや気を遣うところがたくさんあって結構大変なんだけどな」とも思うわけです。
大変だと思いつつも、大切にしていることがあります。
それは、温度の高いオンラインコミュニケーションです。
きょうはあらためて、その大切さについて個人的な意見を書いてみます。
サイバーエージェント藤田さんの言葉「メールは3割増し」
出どころを失念してしまい申し訳ありません。
ただ、大学時代か社会人はじめくらいに、サイバーエージェントの藤田さんの本 or 記事を読んだことがありました。
そのときに藤田さんがおっしゃっていたのが、「メールは3割増しのテンションがちょうどいい」といった旨の発言でした。
※ チャットではなくメールとおっしゃっていたと思うので、2010〜2015年の間くらいだと思います
初めてこの言葉を聞いたとき、なるほどなと思ったのを今でも覚えています。
それからずっと、いまの気持ちよりも3割増しで「絵文字」やら「!」やらを使うようにしています。
(使いすぎると軽くなりすぎるので、「。」ももちろん使います)
・ ・ ・
その本 or 記事にあった「3割増し」というのがどういうことか説明します。
例えば、社長の藤田さんに「このプランはどうでしょか?」と部下からメールが届いたとします。
そして、そのプランが微妙(悪い意味)だったとします。
みなさんなら、どうやってメールを返しますか?
…
…
…
…
…
藤田さんの返信はこうです。
…
…
…
…
…
「んんんん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜微妙(笑)。この部分をもっかい考えてみて!」
(↑正確な表記ではありませんが、このような感じでした)
・ ・ ・
普通であれば
「却下。」
「ちょっと微妙かな。」
「この部分をもう一回考えてみてください。」
とかになりそうなところを、藤田さんは3割増しで返信したのです。
「3割増し」の捉えかたは人それぞれであるので、ここでは細かく定義はしません。
ただ、何が言いたいかといえば、藤田さんは「オンラインのコミュニケーションは3割くらい冷たく感じる」ということを強く認識されていたようなんです。
だからこそ、3割ほど温度を上げて返したわけですね。
たしかに、このメールをもらった社員のかたは「もう一回トライしてみよう」という気になりますよね。
送り手の一つの気遣いで、受け手の心証やその後の対応は変わってくるなと感じた素敵なエピソードでした。
「オンラインは基本的に冷く感じるもの」という前提を考えているのか。その先にいる相手のことを考えているのか
基本的に、ビジネス文章では「、」「。」のみで構成されることが多いです。
しかし、藤田さんのコミュニケーション術を知ったぼくは、それ以来そのまんま真似して3割増しのコミュニケーションをするようにしています。
たとえば、最低でも1つ「!」はどこかに入れたり、可能であれば「おねがいします m(_ _)m」くらいの絵文字を入れるようにしています。
※ 「!」はよく使いますが、「絵文字」はさすがに相手を選んでつかいます
正直なところちょっとだけ疲れる部分もありますが、同じ場所で直接会話しているわけではないので、伝わる情報量がそもそも少ないのです。
その認識をもって、オンラインコミュニケーションをとるようにしています。
個人で、かつ、フルリモートでやっていたので、むしろ3割増しで心証を良くしないと死活問題になるのでとても大切にしていました。
エンジニアは見た目のテンションは低いが、オンラインのテンションは高い。総じてオンラインコミュニケーションが上品
オンラインコミュニケーションのプロは、エンジニアの方々です。
エンジニアのオンラインコミュニケーションは素敵で上品です。楽しいなと感じることが多いです。
(もちろん、創業パートナーのゆうたさんもそのうちの一人です)
もの静かそうな人でも、逆にチャットとかだと「ありがとうございます!」「神!」とかのスタンプをちゃんと送ってくれたりします。
受け手としてはホッとするというか、なんか和むところがあります(笑)。
逆に、営業や人事のかたで、対面ではめっちゃハキハキ喋って場を盛り上げるのに、オンラインだと「、」「。」だけの人もいます(笑)。
実は、ちょっともったいないなと思っています。
・ ・ ・
あと、スタンプもつけず、既読スルーの人ですね。
全てのチャットにスタンプをつけろ!とは思いませんが、「これは見たかどうか知りたい、でも『確認されましたか?』と聞くのはちょっと微妙だな…。」と思うときがあります。
そういうメッセージのときくらいは、スタンプ押して意思表示くらいしてくれよと思うことはあります。
友達とのLINEなら既読スルーでもいいかもしれませんが、一応ビジネスとしてやりとりをしているので、少しはコミュニケーションに対して考えをめぐらせたほうが得策なのではと私は考えます。
(これからの時代、オンラインでのコミュニケーション術を重要視していない人は、確実に置いていかれます)
いやいや「、」「。」でやりとりするのが大人のマナーじゃない?と思う人もいると思います。
個人的には、それはそれで個人の自由と思っています。
ただ、「受け手には3割ほど冷たい温度でそのメッセージは伝わっているよ」ということは伝えておきたいです。
余談
ワークポッツの面接では、絶対にオンラインコミュニケーションを測るツールか何かを入れます。
この細かいオンラインコミュニケーションの重要性がわからない方だと、当社との相性は良くないと考えているからです
おわりに
30分くらいで書けました。日頃から思っていたことなんでしょうね(笑)。
実は、これをなんで書こうと思ったかというと、創業した3月から「ほんとこの人のコミュニケーションもったいないな」と思う場面に多く遭遇しているからなんです。
多くの人に出会い、多くのもったいないにも出会っています。
そういうことが繰り返しあったから、1回目はオンラインで話をしたいなって思ったんでしょうね(笑)。先日のnote↓
お互いのことがまだよくわからない状況で、よくそんなプレーンなメッセージ(無味な文章)を送れるなと思うわけです。
そして、そういうプレーンメッセージの人に限って、やはり相手のことを考える力が足りておらず、時間の無駄だったなと思うことも正直ありました。
だからこそ、じぶんは反面教師として、3割増しのオンラインコミュニケーションをこれからもとっていきたいと思う、そんなnoteでした。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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