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熱血冒険小説 ヒュラ雪姫
「鏡よ鏡、世界でいちばん美しいのはだあれ?」
魔女の下卑(げび)夫人は、ただの鏡に話しかけた。
もちろん、ただの鏡なので答えはない。
しかし、彼女は自身の裏声で、
「それは下卑夫人でございます」
と言って自己満足に浸るのだった。
そこにたずねてきたのが、ヒュラ雪姫である。
「下卑夫人、おまえを倒す!!」
ヒュラ雪姫は叫びながら、いきなり下卑夫人にとびかかった。
「姫、おやめください!!」
後から追いかけて来た七人の小人たちが、ヒュラ雪姫を下卑夫人からひきはがそうと、ヒュラ雪姫に飛びかかる。
下卑夫人、ヒュラ雪姫、七人の小人は一体となってグルグル、グルグル回転していく。
そして全員が一体となり、巨大な「雪見だいふく」となった。
そして、巨大雪見だいふくは、
あなたの後ろにいる!!!!!!!!!!!!
(ホラー物語、完)
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