感動小説 「そういえばタマちゃんていたな」第二回
https://note.com/nittagoro/n/nec7f58c26a87
登場人物
「私」
本編の主人公。「タマちゃんのくに」に迷い込んだが、マルシンハンバーグのCMをテレビで見るために現世に帰宅した。
プネンピンペンプノンペン清五郎
「タマちゃんのくに」をつくった任侠の徒。伝説の王として国民から信頼されている。
「新時代ピエロ・爆笑人間ゲラゲラ560(ゴーロクマル)」
この世でいちばん面白いエンターテナーだが、無観客でもパフォーマンスを続ける誠実な一面がある。どんな人物かはまだわかっていない。
「私」の妻
名前はまだない。スマホゲームをしながらすた丼を食べるのが趣味。
パルスメラミティッカー「魁(さきがけ)」
どちょんぼ博士によってつくられたサイボーグ。若い女子アナにしか興味がない。
メルムピルメル・アーカバイト・アルファ―
超次元駆動エンジン「毘沙門天」によって起動する巨大ロボット。コピー用紙でできた宇宙ナンバー24502を「正しき世界」に変えるため、三億人の処女の血を浴びることで三千世界を同時に俯瞰することができる。
その正体はアンドロメダとケルベロスの合体結晶体であり、1980年代のクローン技術をフランスの衛生博覧会の幻想によってフルヘッヘンドしたことで、地球を三秒間だけ平面にすることができる。
現代新選組・キラキラバルーン
現代の新選組。隊長は郷ひろみ、副隊長は郷ひろえ。ピロシキの製造販売で生計を立てつつ、浮かれさわぐ大学の広告研究会の若者たちを次々と錆びた刀で成敗する集団である。
その構成員は全員、エメラルドの瞳を持った美少年たちで、幼い頃から郷ひろみに集められ、高輪ゲートウェイの地下でひそかに軍事訓練を受けていた。
ボリビベボベバの純粋精神
宇宙最高の哲学概念である「ボリビベボベバ・シンキング」を深めることにより生まれた「純粋な精神」。その生体エネルギーは地球全体を覆っており、だれも知らない地下貯水槽にため込んである青色の蛍光色の水がそれに感応すると、「ヴィーナスの誕生」の絵画が強い光をはなち、高速で回転しながら折り畳み式のヴェルサイユ宮殿をサイコキネシスで組み立て始めるという伝説が、残っていそうでいてまったく残っていない。
つづく