グループアイドルがディスられていると心底悲しい気持ちになる
秋元康プロデュースのグループアイドル、すなわちAKB系と坂道系のグループを憎んでいる人、というのが、庵野秀明監督を憎んでいる人と同じくらい、たくさんいる。
私はAKBには興味が薄い。坂道系はけっこう好きだが楽曲を聞きまくったりライブに行くことはない。
どちらにしても、激しい憎しみの感情みたいなものはない。
「めちゃくちゃコアなファン」というわけではないから、他人がどう思おうが勝手じゃん、と割り切ればいいのだが、これが不思議と、心底イヤな気分になるのだ。
この「心底イヤな気分になる理由」のひとつとして、
「そんなどうでもいいことを、憎まないでほしい」
というのがある。
どうでもいいことについて、憎んでいる人を観ると悲しくなる。
たとえば、「ちくわ」とか「はんぺん」を心底憎んでいる人がいたら、その憎しみの感情が理解できないこともあいまって、悲しくならないだろうか。
おれはなります。
あと、上沼美恵子が「ご飯にギョウザ(みたいな食材、なんだったか忘れた)をワンバウンドさせたりして、ご飯を汚して食べる人が嫌い」と言ってたが、これも聞いて悲しい気持ちになった。
どうでもいいからだ。
上沼美恵子の持ったお茶碗のご飯に、他人がギョウザをワンバンさせて食べたらそりゃ激怒するだろうが(その光景を想像して笑ってしまったが)、他人の食べ方なんてどうでもいいだろう。
ただ、今のところAKB系と坂道グループ以外のアイドルで、拮抗する対抗馬がいない、というのは少々息苦しいところではある。
「ハロプロやももクロがいるじゃん」と言われたらまあそのとおりなんだが、もっと強力にこれらの大所帯グループをおびやかす、秋元康やさっしーがかかわっていない大所帯グループに出てきてほしいんだがなー。
フルーツジッパーとか、超ときめき宣伝部とかってどの程度、人気があるんだろ。
何にしても、楽しいエンタメに憎しみの感情を抱くって、なんだか悲しいと思ってしまうのだ。
おしまい