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小説 気に入らない駄菓子屋を燃やす!

初めて降りた駅。
仕事を済ませ、ブラブラ歩いていると、実にいい感じの駄菓子屋があった。
懐かしい。子供の頃を思い出す。ぜひ入ってみたい。
そう思い、中に入ると、奥の方に体重200キロくらいはありそうな、ふだんから眉間にしわを寄せていそうな、非常にイヤな感じのババアが座っていた。
ボロきれのようなけば立ったスカートに、薄汚れたカーディガンを着ていた。
なぜか裸足だった。
髪の毛を荒縄で縛り、これ以上ないというほど陰険そうな顔つきをしていた。
眼光は鋭く、とても駄菓子屋のおばあちゃんとは思えない。
悪意が全身から立ち上ってくるようなババアであった。

スーツ姿の私を、瞬時によそ者と見抜いたそのババアは、私をにらみつけた。
そして、
「よくいるんだよ、郷愁だけでこの店に入ってくるやつが」
と、いやみったらしくつぶやいた。

私はカッとなり、ほんの数秒でその怒りはもう何年も前から抱き続けていたような憎しみに変わった。
私は、入り口からババアが座っている場所まで猛ダッシュで走り寄り、そのいきおいのまま、ババアのでかい腹に、ものすごいいきおいで飛び蹴りを食らわせた。

「げえっ!!」

ババアは、下品な声をあげて背後の壁に叩きつけられた。

そのショックで、棚の上に置いてあった灯油(なぜそんなものが棚にあったのかわからない)が、ババアの足元にあった小さめのストーブに落下。

ストーブは灯油をかぶり、

すべてが燃え上がった。

私は急いで逃げた。

店がどうなったかも確かめず、そのままのいきおいで駄菓子屋を出て、地下鉄に乗って、途中スーパーに寄ってから帰宅した。

帰宅してビールを飲んで弁当を食べたらいつの間にか、ソファーで眠っていた。

数か月、駄菓子屋のことは忘れていたが、仕事でまたその場所に行く機会があった。
何気なく、駄菓子屋のあった場所を覗いてみると、店はなくなっていて、雑草だらけの空き地にパイプ椅子がぽつんと置いてあり、そこに焼け焦げたババアが不機嫌そうに座っていた。

焼け焦げているにも関わらず、ババアはいやったらしい目つきをしており、観ていて一片の同情も感じなかった。

私は「バカヤロー!!!!!」

と遠くからババアに向かって叫ぶと、ババアは悔しくてたまらない、という顔をして私をにらみつけた。

ババアの生存を確認できたので、私はすぐに地下鉄で帰宅。

ぐっすり眠ることができました。

おしまい

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というか、承認欲求も満たされないのにテキスト書きませんよ。
おれはヘンリー・ダーガーじゃないっての!!(あそこまでスゴイ人でもないが)

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