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子どもの騒音問題

「大学教授一人のクレームひとつで児童の遊び場が廃止に!!」みたいな広まり方をして、一気に炎上したような感じの「青木島遊園地」のニュースですが、事態はそんなに単純なことじゃないと思います。

(引用開始)
ボールの宅地への飛び込み、宅地内の植栽の踏み荒らし、夜間は花火の音も発生したと聞いている
(引用終わり)

これ、さらりと書かれているけど、騒音以外のことがいろいろあったんじゃないですかね。
「18年間我慢してきた」というコメントからは、積もり積もった何かがあるとも感じられますし。

あと、この「遊園地」のある土地に関して、行政のもろもろの、部外者には説明するとめんどくさいようなことがあって、複合的な理由で廃止になるんじゃないの?(あくまで12月9日早朝時点の予想にすぎませんが)

役所は「大学教授だから」って忖度なんかしませんよ。たぶん。何も関係ないもん。

ウチの近所には中学校があって、テスト終わりの時期なんか生徒のテンションが上がっているらしく、下校時にものすごくうるさいんですよ(小学校もあるけど、なぜか小学生はそんなにうるさくない)。
で、うるさいのは通り過ぎてしまえばいいんですが、通りすがりに呼び鈴をピンポンしていくやつがたまにいるんですよね。

「ピンポンダッシュ」じゃないんですよ。「通りすがりの、カジュアルピンポン(笑)」。
これめちゃくちゃ腹が立つんですよ。たぶん「いたずらしてやろう」って気もないですから。通りすがりに壁をタッチしていく程度の意識でしょう。
おれだって人間なんだよ。壁じゃないんだよ。
当時、存命だった母親が、足が悪いのにピンポンに反応して立ち上がろうとしてケガをする危険性もあったので、とくにナーバスになっていました自分。

中学校にはここ20年くらいで二回、クレームを入れて生徒に謝罪に来てもらいました。

給食室らしきところの異音がうるさいので、中学校に連絡したら何らかの機器の調子が悪かった、と発覚したこともあります(笑)。
地域を取材しないと「どのくらいうるさいのか」はわからないと思いますよ。

私はことのほか、音に神経質なもんで、子供だろうが大人だろうが、騒音は騒音だと言わざるを得ないんですよね。
「子供は未来を担う日本の宝だから」とか「赤ん坊は泣くのが仕事だから」というような情緒的な感想では、日常で済まされないこともあります。
(だからといって、子供は常に静かに黙ってじっとして、お絵かきでもしてろと言いたいわけではないのはわかりますよね?)

できることは両者の歩み寄り、大人の対応、おとしどころを観つける。社会人が当たり前にできる方法で、問題解決していくしかありません。

気になったのはこのテの案件って情緒的な意見がブワーッ、って出てくるんですよ。
でも義理人情でどうにかなるなら、行政とか裁判とかいらないですよね。

この件での脊髄反射的な反応としては、
「クレームをつけた大学教授はいわゆる上級国民ではないか」
「行政の弱腰が許せない、もっと毅然とした態度を取れ」
「子供のことだから多めに観てやれよ、ジジイはどうせ死んで行くだけだろ、的な他人事感」
「地域コミュニティの崩壊を予想させることの不安」
ってなところでしょうかね。

でもみんながそう感じたことが本当にそうかどうかは、現地に行って詳細に取材しないかぎり、わからないと思いますよ。

おしまい

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