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オーバーオール涙目おじさん ピュアさを装うジジイ
思い出に浸っていると、架空の「オーバーオール涙目おじさん」が空想の中で近寄ってきて、いろんなことをぶち壊しにする。
例:
コミケの思い出に浸っていると、無邪気に当時の鬼畜エロ同人誌を、その場にエロに耐性のない女性もいるのに見せてくる。
「オーバーオール涙目おじさん」は、自分のいたらないところを「自分が純粋だったから」という理由ですべて世の中のせいにする。 あと、無邪気に昼間っからAVとか勧めてくる。
「オーバーオール涙目おじさん」は、もういいトシなのにエロに異様に敏感な部分と鈍感な部分がある。
というか、TPOがめちゃくちゃ。
とあるグループアイドルに対して、顔を赤らめて「す、す、スカートが短すぎるんじゃないか?」と評しつつ、
「エロビデオ(DVDとは言わず、いまだに「ビデオ」という)、冷やかしてから帰るわ!!」
などと言う。
「オーバーオール涙目おじさん」は、古いアニメTシャツを着てきて、そのことを終始「いじってほしい」的な、子犬みたいな目で見てくるが、どうせつまんない返ししかしてこないのがわかっているので、その場にいる人間が全員、無視する。
「オーバーオール涙目おじさん」は、終始、幼児性むきだし。しかし金は持っているので、ファンシーなキャラクターの、めちゃくちゃでっかいぬいぐみを平気で買う。
「オーバーオール涙目おじさん」は、一人で水族館に言ってきたことを、自身のブログに十数回に分けて書くが、どんな水族館なのか、どんな魚がいたのか、画像もないし、説明もヘタなのでまったくわからない。
「オーバーオール涙目おじさん」は、は、他人がノスタルジーに浸ろうとすると現れ、ノスタルジーに耽溺することがいかに醜いかを、身をもって見せつけてくる。
おしまい