ノスタルジー「夢操作P.M.P.1」
「夢操作P.M.P.1」片桐圭一
「プラレス3四郎」の主題歌。アニメは1983年6月~1984年2月まで放送。
「プラレス3四郎」は実に特異な作品のように思う。SFのようでSFではない。近未来を舞台にしたという意味ではSFだが……。
当時のマイコンの可能性、夢を拡張した作品って感じですかね。
80年代前半~中盤頃には宇宙戦艦ヤマト、タツノコプロ作品、スター・ウォーズ、エイリアン、機動戦士ガンダムなどの「SFブーム」は現在よりは確実にあったと思うのだが、それと並行して山田風太郎の忍法ものなどを基調とした(北斗神拳などの現実離れした拳法、肉体鍛錬法なども含む)異能バトルの系譜が少年向けエンタメにはあった。
まあ山田風太郎の忍法帖も、医学的知識に基づいていたりしてSF的要素はあるのだが、英米流の「SF」とはちょっとテイストが違っていて、少年マンガではこうした「異能バトル路線」の方が「いかにもSF」という感じの作品より、80年代には人気があった気がする。
そもそも原作者の牛次郎は「包丁人味平」、「釘師サブやん」、「スーパーくいしん坊」などの「広義のホビーバトルもの」が得意な人でしたからね。
「夢操作P.M.P.1」の「P.M.P」はプラモデル・マイコン・プロレスの略らしいがよくわからん。少なくとも当時は何のことだかわからなかった。
歌詞の内容がなんだかよくわからないのだが、とにかく「なんだかわからない熱気」だけは感じるのだ。
歌い方もめちゃくちゃ情熱的(エンディングはオープニング以上に歌い上げている)。
おしまい