見出し画像

小説 ピョピーピャーーーーン!!

昔むかし、あるところに、
ピョピーピャンとドギーギャンが住んでいた。

ピョピーピャンは、山へ柴刈りに、
ドギーギャンは、川を眺めに行った。

ドギーギャンは何もするつもりはなかった。

「怠けてなんぼ」

それがドギーギャンの信条だった。

ある日、ドギーギャンが川を眺めていると、上流の方から大きな桃が流れてきた。

ドギーギャンはその桃を拾って家に帰った。

家にはすでに帰宅したピョピーピャンがいた。

ピョピーピャンとドギーギャンは、桃のことなどすっかり忘れて朝まで踊り狂った。

スローテンポで。

朝になるころには、すっかりベロベンバーゲがギョゴボンビしていた。

それを知ったパパロペピは、ボベモベビンボとゴゴゴモンボしたため、ピャピペイピョはビョロビベバしてしまった。

山田ビョロ助ーーーーーーー。

山田ビョロ助は、プライドだけ高い、いけすかない料理長をブン殴った。
料理長をブン殴ったときの快感は、どんな高級料理を食べたときよりすごかった。
快感が脳天を尽きぬけた。

鬼ヶ島ーーーーーーーーーーーーーーー

鬼はすべて、鬼ヶ島を去っていた。

暴力的な人間たちとは、もう暮らせないと思ったから。

無人島となった鬼ヶ島に、ピョピーピャンとドギーギャンが上陸。

二人は、浜辺でいつまでもいつまでも踊り続けた。

踊り続けたのさーーーーーーー

おしまい(ピョピマイ)

いいなと思ったら応援しよう!