![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/165272944/rectangle_large_type_2_4ebfa61212a9b4ed199718dc0426ef4e.jpeg?width=1200)
小説 ピョピーピャーーーーン!!
昔むかし、あるところに、
ピョピーピャンとドギーギャンが住んでいた。
ピョピーピャンは、山へ柴刈りに、
ドギーギャンは、川を眺めに行った。
ドギーギャンは何もするつもりはなかった。
「怠けてなんぼ」
それがドギーギャンの信条だった。
ある日、ドギーギャンが川を眺めていると、上流の方から大きな桃が流れてきた。
ドギーギャンはその桃を拾って家に帰った。
家にはすでに帰宅したピョピーピャンがいた。
ピョピーピャンとドギーギャンは、桃のことなどすっかり忘れて朝まで踊り狂った。
スローテンポで。
朝になるころには、すっかりベロベンバーゲがギョゴボンビしていた。
それを知ったパパロペピは、ボベモベビンボとゴゴゴモンボしたため、ピャピペイピョはビョロビベバしてしまった。
山田ビョロ助ーーーーーーー。
山田ビョロ助は、プライドだけ高い、いけすかない料理長をブン殴った。
料理長をブン殴ったときの快感は、どんな高級料理を食べたときよりすごかった。
快感が脳天を尽きぬけた。
鬼ヶ島ーーーーーーーーーーーーーーー
鬼はすべて、鬼ヶ島を去っていた。
暴力的な人間たちとは、もう暮らせないと思ったから。
無人島となった鬼ヶ島に、ピョピーピャンとドギーギャンが上陸。
二人は、浜辺でいつまでもいつまでも踊り続けた。
踊り続けたのさーーーーーーー
おしまい(ピョピマイ)