リフィル処方箋の現実味を帯びて
リフィル処方箋とは、「症状が安定している患者さんに限定し、医師-薬剤師が連携を行う条件のもと、繰り返し使用できる処方箋」です。
さて、「リフィル処方箋」に対してポジティブな意見やネガティブな意見がありますが、ネガティブな部分は考えたってしょうがないです。
どう考えても「出来ない理由」「やりたくない理由」「責任を負いたくない理由」にしか世間は聞こえないかもしれないし。
どうせ限定的であったとしても「既定路線」ならば、どういう働き方が出来るか策を練っちゃおうよ。 と思い勝手に考えてましたw
私がリフィル処方箋を受け付けるならば、「臨床推論」の考え方が出来る・実行できる が患者さんに、自分にプラスになるかなと。すると2つ挙げられそうだ。
1.共通言語としての臨床推論
2.薬剤師としての臨床推論
1. 共通言語としての臨床推論は、医療者として医師に限らず看護師も薬剤師も概ね判断に使用している臨床推論を身に着けて対応していく。
2.薬剤師としての臨床推論は、薬理学的・薬物動態学的・構造式的な部分を用いて推論
これをしてみたら面白い働き方が出来るかも。 といっても別に目新しい事ではなく、普段の業務で用いている動態、薬理学、構造式の知識を用いていくだけなんですけどね。
例えば、「副作用」らしい訴え「浮腫み」が聞き取れたとしよう。
まず普段飲んでいる薬も考え、病状の悪化なのか?副作用なのか?考えていきますよね
そこから、「○○薬による副作用の可能性」から「○○の副作用」の確率を上げるために鑑別が必要です。
ここで、副作用でない可能性のエビデンスを積み上げていく事で、「除外が出来るか?」検討していくのが一番近道かも。除外が出来なさそうであれば受診勧奨やトレーシングレポート、除外が出来そうだけれど患者さんの不安感が残っているのであれば電話なり利用してフォローアップを続けていく
ここで使うエビデンスは①インタビューフォームやRMP ②臨床論文 ③検査の感度や特異度 を駆使すると良いかも。
こう考えると、薬剤師が臨床論文を読まない選択肢は、徐々に無くなっていきますね。 私はこれからも読み続けていこうっと
これからの時代、もっと活躍の場が広がっていきそうですね!!
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