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うるせぇ!じじい!(ばばあ!)

タイトルのセリフ、学校の先生なら一度くらい言われたことあるのではないでしょうか。また、反抗期のお子さんがいらっしゃる親御さんもあるのではないでしょうか。

子どもが反抗ばかりする。パートナーとけんかをしょっちゅうする。今回の記事はそんな方におすすめです。

先生のトラブル対応

小学校では子ども同士で本当に様々なトラブルが起こります。もちろん我々教員もトラブルが起こらないように、学級経営を工夫したりや子どもに声を掛けたりとトラブルがないように努めますが現実的にトラブル0というわけにはいきません。

トラブルを解決するために、教員はどうするでしょうか。今回は仮に休み時間にAくんとBくんが口けんかをして、最後にAくんがBくんをたたき、周りの子が教えてきたという設定にします。さて、まずあなたが教員だとしたらどのように聞きますか?学校の先生の気持ちになって、考えてみてください。


さて、考えましたか?現実的には、トラブルとは無関係の子たちへの指示内容や聞く時間や場所の確保など、考えるべきことはたくさんですが今回は割愛します。



本当に考えましたか?笑



では、まず先生側の言い訳をします笑
いきなりなんだと思われるかもしれませんが、読んでください。

まず、教員には人を裁く権限はありません。法律を知っているわけでも、法を基に処罰を下すこともできません。つまり、「BくんをたたいたからAくんが悪い!」と決めつけることはできません。

そして、学校に防犯カメラはありません。その時の証拠を探そうにも証拠をつきつけることもできません。まぁ、証拠をつきつけたところで、裁けないので意味あまりないんですけどね笑

それを踏まえて、もう一度考えてください。考えたら続きをどうぞ。

目的は原因究明ではない

私はまずたたかれたBくんだけを呼び、何があったのかを話してもらいます。そして、その後、Aくんだけを呼び、何があったのかを話してもらいます。その後、AくんとBくんの二人を呼び、同じところと違うところを確認します。ここまでは、ある程度同じではないのでしょうか。肝心なのはその後です。

私は、「相手の状況からの感情を確認し、相手への理解を促す」ことをします。

例えば、Bくんには、「Aくんはバカって何度も言われて頭にきちゃって、たたいてしまったんだって。たたいてしまいたくなる気持ちはわかってあげられそう?」と促します。

Aくんには、「Bくんは普段当てられないけど、久しぶりにドッジボールで当てられたのが悔しくて、ついバカって言っちゃったんだって。バカって言いたくなる気持ちはわかってあげられそう?」と促します。

その後、自分が相手にしてしまったことへの謝罪を促します。最後に念押しで「やってしまったことはだめだけど、気持ちはわかってね」と子どもたちに伝えます。この相手の感情に寄り添うというプロセスを踏まず、相手の上げ足を取ったり、正論を突き付けたりするから、相手が反発するのだと思います。

感情に理解を示す

反抗期のお子さんをおもちの親御さん。反抗するときには、何かのメッセージが込められているかもしれません。まれにただ反抗したいだけってときもありますが笑。相手がどうしてそう思うのか。まず、そう思う感情に理解を示してはいかがでしょうか。

パートナーとけんかをしょうちゅうする方。相手には相手の言い分がありますよね。パートナーの言い分の中の感情には理解を示しましょう。やってほしいこと、やってほしくないことを伝えるのはその後で十分間に合います。むしろその方が相手も冷静に聞いてくれると思います。

私は教員として、またおうち教育サポーターとして、保護者や教員の方の本当の思いや考えが聴きたいと思っています。いろんな方の感情を聴けば理解を示すことができる幅も広がります。お話ししてもいいよという方はコメント欄にお書き下さい。直接ご連絡させていただきます。

なお、対応に正解はなく、性格やこれまでの関係性、全体の雰囲気もあるので、今回の対応はある状況における選択肢の一つとしてお考え下さい。

最後までお読みいただきありがとうございました。何かの参考になれば幸いです。素敵な一日をお過ごしください。

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