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ラグスタcolumn vol.1‐1「時間感覚」
記念すべき初回は、「時間感覚」をテーマに取りあげました。時間感覚というと、少しアバウトな印象になりますが、、、
二兎Beプロジェクトが掲げる命題でもある「両立」において、「時間」というものは、「タイムマネジメント」を指します。今回は「勉強」と「ラグビー」(以下、ラグスタ)の両立を実現する上で、「時間」に対してどのようなマインドセットを持てばよいのか、深掘りしていきましょう。
ここでは、両方のためのマインドセットとして、時間の積み重ねで勝負することを推奨します。
高校生ラガーマンの皆さん、部活が忙しくて、「机に向かってまとまった時間勉強することができない」という状況がよくあるかと思います。(私もそうでした)
理想をいえば、部活後も自習に残ったり家に帰って勉強したい(そうするべき)ですが、私たち、人間です。心身ともに疲弊した状態で勉強することはしんどいですよね。そこで心がけていただきたいのが、机に向かう時間だけが勉強時間ではない、ということです。
つまり、机に向かわない時間で何ができるのか、という発想の転換をしてください。
とはいっても、答えはシンプル。よく言われる、スキマ時間の勉強です。代表的には移動中(電車の中、自転車、徒歩)、休み時間などが挙げられます。
↓スキマ時間の重要性については、過去に特集したnote記事にあります!↓
スキマ時間の勉強において最も重要なマインドセットは、
「限られた時間の中で、最大のパフォーマンスを求める」ことです。言い換えると、時間を操り、その時間で得ることのできる最大値を目指すことです。
そこで、スキマ時間(限られた時間)で最高の質を求めるためのトレーニングを一つ紹介します。
まず、通学時間、休み時間、家に帰ってからでもいつでもOKです。30分間勉強時間を確保してください。
①その30分間で何ができるのか、自分なりにプランを設定します。
②30分間だけ、全力で取り組んでください。
③当初立てたプランのうち、何%の達成度であったのか、振り返ってみてください。
いざ、実際にやってみると思ったより自分の達成度合が低いことに気づくでしょう。同時に、たった30分間で、自分の課題遂行能力がその程度のレベルにあるのか、知ることができます。つまり、自分の力を自分がどのくらい分かっているのか、ということですね。
限られた時間の中で最大のパフォーマンスを発揮するには、適切な課題設定の力と遂行能力です。ただでさえ時間が限られているのに、多すぎる課題を自分に与えてしまうと、達成できない自分自身に「無能感」を感じ、モチベーションの低下を生み出します。そして、一度傷ついたモチベーションを再起させるのはそう簡単ではありません。
この30分間のトレーニングには時間をうまく使えるようになるために必要な要素が散りばめられています。
スキマ時間があったとしても、ノープランでただ惰性でやるだけでは不十分です。忙しい中、スキマ時間、勉強するだけでも偉いかもしれませんが、そのスキマ時間を操れるようになると、もう一段階上のレベルに達することができます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
適切な課題設定といえる最低ラインは80%です。課題設定の際に重要な要素についてもcolumn内でお話ししたいと思います。
今回のポイント
・限られた時間を操り、最大のパフォーマンスを求める
・自分のキャパシティーを知る。与えられた時間を最大に活かす力を身に着ける。