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ラグスタcolumn vol.6「不安と向き合う」
こんにちは!
あっという間に10月ですね、北海道では明け方の冷え込み激しく、冬の足音がし始めています。皆さん体調など崩してないでしょうか?
季節の変わり目は特に体調管理が大切です。
いっぱい食べて、いっぱい寝ましょう!
さて、花園予選が始まっている受験生の方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は10月ということで、そんな忙しい皆さんの勉強面についてお話しできればと思っています!
私自身、自分が花園予選のシーズンは色々な課題を抱えていました、、、その経験を出来るだけポジティブに活かして、10月という花園予選シーズン真っ只中の皆さん、或いはこれから花園シーズンに入るという皆さんにアドバイスさせて頂こうと思います。
「不安」
皆さん、不安感じていませんか?ここで注意しておきたいのですが、不安は感じて当たり前です。それはラグビーをやっている受験生に限らないことです。どんなに順序良く勉強を進めてきた人でも、受験本番が近づけば近づくほど不安は強くなっていくものです。ですから、皆さんにやってもらいたいのは、「不安を感じるな!」という事ではありません。(むしろ感じたほうが良い状況もあります、、、)「不安を分析しよう!」という事です。
不安を分析?
ちょっとイメージが付きにくいかもしれません。
具体的には、「自分の抱いている不安がどんな性質のものなのか考えてみよう」ということです。
以下の5つのフレームワークを用いて自分なりに分析してみましょう。
①何が不安なのか
②その不安の理由は明確?
③不安の理由は解消できる?
④解消できるとすれば、どうやって?
⑤解消の方法には何が必要?時間?能力?
①何が不安なのか
これは自分の感じている不安そのものが、「明確なものかどうか」について考える視点です。「なんとなく不安」というだけではあまり効果的な不安とは言えません。例えば、「数学が伸びるかどうか不安」とか具体性がどのくらいあるかを考えましょう。
②その不安の理由は明確?
不安そのものが明確に出来ている人でも、原因分析が出来ていないということがあります。「数学が伸びるか不安」という不安だけでは、まだまだ具体性が低い状態です。「漸化式が全然わからなくて、不安」という大きな不安の理由になる小さな不安の種が分かっているかも大切です。
③不安の理由は解消できる?
その理由は解消できそうですか?例えば漸化式が不安なら、さらにどこが不安かを考えて行って、その分野の演習を積めば解消できそうですね。でも「数学の先生が怖くて、、、」といった、自分ではどうしようもない不安もあるかもしれません。解決できるかどうかも考えましょう。
④解消できるとすればどうやって?
不安の理由が解消できそうなら方法を考えましょう。「演習を積む」でもいいでしょうし、「得意分野を伸ばす」でもいいでしょう。
⑤解消の方法には何が必要?時間?能力?
最後に解決方法も具体的にして生きましょう。足りないのは時間なのか、そもそもやれば出来そうなのか、やっても難しいのか、そういった視点です。
これらをトータルで考えて、是非、
「自分なりの不安とのお付き合い」
について考えて見てほしいです。漠然としている不安であれば、気に病んでいる時間が勿体ないです。
私も「ヤバい、ヤバい」と言っているときに限って何も考えてなかったりしました。時間が勿体ないですよね?
もし、具体的な不安だったら、原因の解消を目指してみましょう。もし解決が難しそうでも、「不安を得意で押しのける」という手もあります。残りの時間や自分の能力を照らし合わせて、自分の力が最大化できるような時間の使い方をしていきましょう!
以上です。不安との付き合い方、いかがだったでしょうか?
猛烈に不安を感じたら、一度落ち着いて意義のある不安かどうかというところから、考えて見てください!
重ね重ねになりますが、受験もラグビーも体が資本です。
決して生活リズムに無理をさせないように、この時期を乗り切っていきましょう!
(文:宮本魁人/文学部3年/トレーナー)