見出し画像

スイセンの超群生地帯発見!春の『花見山』ハイキングに行ってみた!

こんにちは!
学生時代の好きな教科は生物と家庭科の田なかです

今日は、日南町にそびえる山の1つである『花見山』の紹介です。

2022年の4月22日 ——。
その日の天気は快晴。窓からきれいな青空と山の新緑を見て、ふと脳裏に「あ、山に登ろう」と、自分を奮い立たせる声が聞こえたのが、花見山に行こうと思ったきっかけになりました。

花見山は岡山県との県境に位置する、標高1188mの山です。緩やかな起伏を持ち、登山道が整備されていることから、体力に自信のない人でも登れる山として日南町の観光ガイドブック『よりみちにちなん』で紹介がされています。

学生時代から運動が苦手で、とにかくスタミナが乏しい私でも登れるかどうか心配はありましたが、そうと決まれば行動は早く、車を山道にブンブンと走らせ、花見山に向かいました。

国道111号線を走り、看板の案内に沿って曲がり、山に続く細い道を進みます。
しばらく進んで見えてきたのは、今は閉業してしまった『花見山スキー場』のスキーセンターです。

「やっと来たぞ!」と、その建物の横を通り過ぎたとき、目に飛び込んできたのは山の斜面いっぱいに咲いたスイセンの花でした。

斜面いっぱいのスイセン

山の斜面や道沿い、スキーリフトの柱の根本にまで一面スイセンの花々が!
想像していた何倍も広いスイセンの花畑を見て、思わず鼻息荒く写真を撮ってしまいました。

その後、さらに車を走らせどんどん山の上に向かっていきます。
その道の端にもスイセンの花は咲いており、黄色に縁どられた山道に心を躍らせながら上へ上へと登ります。

途中、側溝から飛び出してきたタヌキと並走するハプニングもありましたが、無事に一本松が目印の開けた空間まで進むことができました。

松とスイセンの花々

ここにもスイセンの花がたくさん咲いていました。
周りからは、まだ幼いウグイスの鳴き声やヤマガラの鳴き声が聞こえてきます。

そして、さらに先に進もうと思ったその時、先ほどの写真の奥に見える反り立つ急な坂道を前に『車高が低い乗用車で、ブルー免許になったばかりの私の運転テクニックだとこの坂道を登れない』と、察します。

泣く泣く愛しのマイカーを坂の手前に止め、坂道を登ることにしました。
よいしょ、よいしょと筋肉のない足を動かして休み休みで坂を上ること10分弱。花見山の探勝歩道入口までたどり着きました。

ふと、振り向いてあたりを見渡すと、眼下に広がっていたのは、人の生活と自然が交わった風景でした。

花見山から見下ろした景色

水が張り始めた田んぼや米粒みたいな車、遠くに続く山々を見て、しばらく木陰で涼みました。空気も涼やかで、とても和やかなひと時でした。

この後、山頂まで続く探勝歩道を歩いてみることにしました。
山頂につくまでは40分ほどかかるとのことで、坂を登った時点で足はぶるぶるでしたが、「まぁ、いける!いける!」と自分を奮い立たせ、ずんずんと先に歩いていきました。

周りの木はすべて広葉樹で、足元には紫色の菫の姿も見受けられました。
「いける!いける!」と、途中まではずんずんと進んでいたのですが、半分ほど過ぎたあたりで太ももと腰が震え始め『これ以上進むと帰れなくなるぞ』と警告を発し始めました。

さすが運動不足も伊達じゃないな、と自嘲し、次来るときは必ず登頂を果たすことを心に決め、その日はおとなしく引き返すことにしました。

山頂まではたどり着けなかったものの、スイセンや山並みの美しさに触れられるとても有意義な時間になりました。

花見山は、春のスイセンだけでなく、秋にはマツムシソウや紅葉が楽しめるスポットになっています。
自然を近くに感じたい方、リフレッシュしたい方にはおススメの場所になっているので、ぜひ訪れてみてくださいね!

ここまで、読んでくださってありがとうございました!
それではまた、次の投稿で!

いいなと思ったら応援しよう!