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山頂にはカタクリの紫絨毯!目指せ完登『船通山』!

こんにちは!
好きなお菓子は醤油煎餅の田なかです!

今日は鳥取県日南町と島根県奥出雲町の間に位置する『船通山』に登った時のお話です。

私が初めて船通山に足を踏み入れたのは、2022年4月28日のことでした。
その日の天気は、青空が透き通る快晴!
絶好の登山日和で、船通山の入り口にある駐車場はほぼほぼ満車状態でした。

船通山の登山コースの入り口にたどり着くためには、険しいコンクリートの坂を登らなければなりません。
この坂が私にはとんでもない強敵で、登山コースの入り口に設けられている小屋に着くころには、微々たるの私の体力の大半を根こそぎ持って行ってしまいました。

コースの入り口にある小屋。近くにお手洗いもあります。

ぐったりしている私に、下山して休まれていた登山客の皆様が「ここからがスタートだよ」「がんばって!」と、温かい言葉をかけてくださりました。己に勝つためにも、体力を気合で埋めて、小屋で借りられる竹製の杖を持ち、先に進むことにしました。

コースは2種類あり、短い距離だが道なりが険しい『頂上健脚コース』と、長い距離だが道なりが緩やかな『頂上一般コース』がありました。
山登り初心者ということで、私は後者の頂上一般コースを即決して歩き始めました。

コースの案内板。私は右に進みました。

コースには階段が設置されていましたが、一段一段がとても急で、一歩一歩足を踏み出すたび、心臓が張り裂けそうになりました。
体力の無さには自信があるので無理してはいけないと、苦しくなるたびに少し休んでを繰り返し、ゆっくり登りました。

山頂まで続く階段。唸りながら進みました。

また、登山コースの道中には、休憩スポットとしてベンチが何個か設けられており、それらがとても神々しく見えました。

ベンチで休む私です。ベンチを見つけるたびに座りました。座り心地抜群です。

何度も何度も休憩して1時間あれば登れる道を、1時間40分かけて登り切り、やっとのことでたどり着いた山頂にはカタクリの花が咲き誇っていました。まるで紫色の絨毯!

カタクリの花がたくさん!斜面を覆いつくしています!

例年よりも、1週間ほど早く咲いたというカタクリの花はしぼんでしまっているものも多かったのですが、まだまだ綺麗に咲いているものもたくさんありました。

近くでとったカタクリの花。紫の花弁が可愛らしい。

山頂からの景色は大変すばらしく、山の向こう側の景色まではっきりと一望することができました。南西側では奥出雲町の田園風景。北東側では中国地方最大級の山・大山の姿を見ることができました。

奥出雲町側の写真。ずっと遠くの山まで見えます。
北東側の大山。まだ雪が残っているみたいですね。

その後、パシャパシャとしこたま写真を撮った後、下山をすることにしました。
帰り道の途中には、国の天然記念物に登録されている『イチイの木』があります。大きな大木も圧巻でしたが、その下のうねるように地面を覆う枝も迫力がありました。

船通山のイチイの木。遠くから見ると緑色のケーキの山に見えます。

下りは登りよりもスムーズに帰ることができ、ミソサザイやオオルリ、コガラの小鳥の姿や、プレートがかけられている樹木を観察しながら帰ることができました。

駐車場に帰ってくるころには太ももはパンパンで、なかなか上がりませんでしたが、帰ってこれたという達成感がありました。

何はともあれ無事山頂まで登って帰ってこられて本当に良かったです!


山頂での記念撮影!完登しました!


初夏にかけての緑が色づく船通山は、絶好の登山スポットなので気になる人は是非訪れてみてくださいね!

ここまで読んでくださって、ありがとうございました!
それではまた、次の投稿で!


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