別の鳥とも仲良しな鳥!?日南町に住む鳥さん紹介コーナー・その5
こんにちは!
バレンタインに自分用のチョコレートを買ってホクホクな田なかです!
今回は日南町に住む鳥さん紹介コーナーの第5弾ということで、この冬何かと見かける機会が多かった『コガラ』を紹介します!
コガラは日南町では夏場は山の林道、秋から春先にかけては山に面した民家や田畑の近くなどで見かけることが多い小鳥です。
木々の間を素早く移動するので中々じっくり観察することが難しい鳥ですが、黒い帽子をかぶったように見える体色や丸っこい体形が可愛らしくて、個人的にはすごくお気に入りな鳥です。
そんなコガラは冬場別の種類の鳥と行動している様子を見かけることが多いです。
別種の鳥と群れをつくることを『混群』というのですが、個人的に日南町でよく見かける小鳥の混群の中には必ずと言っていいほどコガラが混ざっているように思えます。
大体一緒に行動している鳥は『シジュウカラ』や『ヤマガラ』などの『カラ類』と呼ばれるコガラの近縁種が多いです。特にシジュウカラは日南町内に広く分布している鳥なので、夏場も一緒に行動している様子を見かけることがあります。
これらの鳥が集まった混群の近くを通ると、警戒してわざわざ近づいて沢山鳴いてくることが多いので毎回ドキドキしてしまいます。
そしてその他にも、長い尾羽が特徴の『エナガ』やキツツキの仲間の『コゲラ』、極稀に『スズメ』などとも混群を作って移動している様子を見かけます。
他の地域では目の周りが白く縁どられた『メジロ』などとも混群を作ることが多いとのことですが、日南町の多里地域では今のところメジロを見かけたことがありません。(町内の別の地域では目撃情報ありです!)
地域の方によると30年ほど前は庭先で気軽に見かけられるほどポピュラーな鳥だったとのことですが、今は全く見られなくなってしまったとのことでした。
今シーズンの冬は前と比べて山の木の実などが不作の年や暖冬ということもあり、見られる鳥もちょっと違うなという印象を受けました。
普段は山の近くでよく見かけていたコガラを今年の冬は民家や役場近くの建物のそばでも見る機会が多かったのも、もしかすると暖冬などの影響を受けてなのかもしれません。
鳥達は環境の変化に敏感で毎年同じ場所で同じ鳥が見られるとは限りません。
コガラや混群の件を通じて、もっと鳥達のことを知っていきたいなと感じた田なかでした。
今回は冬場混群を作って移動する『コガラ』を紹介しました!
今後も日南町で見つけた気になる鳥達を紹介できたらなと思います!
ここまで読んでくださってありがとうございました!
それではまた、次の投稿で!