「感覚で覚えられますよ」
私が iPhone を買った時に困ったこと。
それは説明書がなかったことです。
私はとりあえず新しいものを買ったら
隅から隅まで説明書を読む癖があります。
搭載されているのに
知らないで使っていない機能があるなんて
もったいなくて読んでしまうんです。
店員さんに聞いてみたら
「iPhone は感覚で覚えられるので、説明書は要りませんよ」
と言われました。
感覚とは・・・
アイコンを眺めてみます。
大抵の意味が分かるのですが
正直アイコンでは説明しきれていないと思うものもありました。
FaceTime
多分テレビ電話なんだろうな
clips
動画を撮る専用のアプリ?
keynote
何これ・・・。
pages
keynoteと何か違うの?
開いてみても使い方がわからない
ものがあったり。
この他にも色々あったと思うのですが
まあとりあえず
ホーム画面にこんなに
ショートカットいらないよねということで
最低限必要なもの以外は削除しました。
削除しちゃったんです。
私は長らく Android 勢だったんです。
ホーム画面にあるもの=ショートカット
の認識でした。
まさかいきなり根こそぎ消えてるなんて・・・
ドックを開いてみよう
ドックない?
というところで初めて気がつきました。
アプリの大部分を削除してしまったので
何を消したのかわからなかったのですが
とりあえず使いそうなものは
App ストアから拾い出しました。
Android と違って何ができて何ができないのか知りたかったんですが
iPhone 持ってる人に聞いてみても
「とりあえず触ればわかるよ」
という話ばかりでピンと来ません。
ネットで検索してもそんな話ばかりでちょっと困りました。
iPhone を使ってみて分かったこと
やれることの範囲や
やり方が、ガチガチに決まっている
ということです。
(悪い意味じゃないですよ!念の為)
例えば
ホーム画面のアイコンは右上から固定
設定を変えたかったら手順を踏んでボタンを押す必要がある
(設定のショートカットが作れない)ホーム画面は3枚まで
アイコンはホーム以外にはおけない
アイコンの変更ができない
アプリは Apple の厳しい審査を通ったものだけしか使えない
ページごとに壁紙を変えられない
などなど
困った時に「”iPhone”+”困りごと”」で検索したら
「実はiPhoneってこんなことができるんです!」と
裏技のように紹介されていたりして
いや、それって取説が付いていれば
みんな当たり前に知ってるはずの
機能なのではと頭を抱えたり。
iPhone に拡大鏡機能がついていたをも知ったのも
だいぶ後になってからでした。
不便を感じるところがたくさんありましたが
良いところもたくさんありました。
自由度は低いですが
よっぽど変なことをしない限りは
操作で壊れることはありません。
(というか、変なことができないようになってます)
動作も快適でゲームひとつとっても
レスポンスの早さが全然違います。
ツムツムで高得点出したかったら
まず最初に用意するものは
iPhone というのも納得。
どんなアプリでもサクサクで
挙動が怪しくなったり
アプリを使っていて突然
アプリが落ちるなんてこともありません。
アプリを入れるにしても
変なウイルスが入っているとか
余計な権限を取得したがるとか
勝手に他のアプリと連携するとかの
心配がありません。
周囲の人が初めてのスマホに
とりあえず iPhone を勧める理由が
わかりました。
Siriと遊ぶのも楽しかったです。
ただ私の手にはどうしても馴染まず
何年使っていても
「故障のために急遽借りた代替機」
のような感触が抜けませんでした。
ジョブズとマブダチにはなれそうにない。
結局 iPhone 7を四年ほど使ってまた Android に戻ったんですが
今は Widget なんかも解禁されて
あの頃より使いやすくなっているんでしょうか。
使ってみたい気持ちはありますが
それはそれとして取扱説明書は欲しいと思う
不器用な人間なのでした。
1516/1h7m
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?