知ろうとしないから搾取され続ける
いきなり過激なタイトルですが笑
二天一龍の真面目なギタリスト 天乃宮 幸風death!
Twitterを見ていて 吾らが属している
エンタメ業界・・・特にアングラなポジションなんですが
未だに【ノルマ】制度についての苦言を呟いている方がいます
コレについて【どうこう】言うわけでは無いのですが
あくまでも吾が知りうる【結論】からお話ししていきます。
吾らの属しているアングラエンターテイメント業界では
日々、ライブハウスなどでの活動を中心としたアーティストが
興行を行っています【現在は新型コロナの影響で殆どが休業中】
ライブハウスでの公演は基本的にワンマンライブで行います
ですが、まだ駆け出しのバンドやアーティストはライブハウスを借り切る
資本が殆どありませんし 仮に借りたとしても会場費用をペイ出来る
チケット売り上げなどは、ほぼ【皆無】と言っても良いと思います。
となると、新人アーティスト&バンドはライブをしちゃいけないのか?と
言うとそう言うわけでもありません。
1日のライブハウス稼働時間【営業時間】を他アーティストと時間をシェアする
ブッキングシステムがあります。
詳しい内容は割愛しますが このシステムについてその奥底の【意味】を理解していないと常に搾取だけされる存在になってしまいます
多分ですけど、それぞれの活動に自分の【想い】【夢】を馳せて活動していると思います。
それが悪いと言う訳ではなくて今見えている【言葉】や【システム】を
言葉尻をとったり額面通りに受け取っていると所謂【負のループ】に足をとられてしまい
いつしか自分の【想い】や【夢】にとって足枷になっていくと思います。
そもそも、何の為に【ブッキングイベントに出演しているか?】を考えるべきです。
コレは【下積みだから】とかではなく 何故?【そのイベントに出演するのか?】と言う意味です
ここで、【下積み】や【ファン獲得】などもありますが特にあるのが
【よくわからないから】が多いと思います
何処の会場も大抵 【入り】があり【挨拶】があり【サウンドチェック】があり
そして【本番】がある訳で ぶっちゃけ言ってしまうと
一回ブッキングライブに出演した時点で1日の流れは解ってしまう訳です
だったら2回目からワンマンライブを企画しても良いのでは無いのか?
最初に言ってますが【何故?ブッキングライブなのか?】を考えてみましょう
前記に【下積み】と【ファン獲得】としました
この場合、出演者全員がそこそこ動員できていることが条件です
例えば100人のキャパのライブハウスとして6バンド&アーティストが出演したとします
一組が平均10人動員できていれば そのブッキングの総動員は60人になりますがコレがもし 全員が0人だった時・・・・・・どうなるのでしょうか?
吾は経験があります・・・・・・・・・・・
この最悪なシナリオはブッキングだと必ず起きます・・・・・
10回出演する間に5回以上はあると思います
だとしたら、自分も含めて出演者にとってはプラスでしょうか?マイナスでしょうか?
コレは如何して起きるか?と言うとブッキングにより【誰かが動員するだろう】と言う油断と言うか オゴリと言うか単純に【努力不足】です
しかし、ライブハウスは容赦無くチケットノルマの精算をします
コレについて【悪】や【悪しき習慣】と高らかに唱える方を見るのですが
実はコレ【普通】の事だと思っています。
何故このようなシナリオになるのか?それは出演者が【過剰】にライブハウスに
期待をしているからです。
何の為に【演者】として出演するか?何故?そのイベントに出演するのか?
ただ単純に【稼ぐ為】だと思います。
ライブハウスは何の為に存在するのか?単純にエンターテイメントを発信する場所です。
使用方法は営業方針に外れない程度に【自由】な発想で公演を行えます。
防音設備や音響設備などが揃っている【専門的】なお店です
コレは【食事をするなら】定食屋やレストラン
【ウサを晴らしたい】や【思いっきり歌いたいなら】カラオケボックスと言った感じのカテゴライズされた物です
このように、ライブハウスはエンタメを発信する場所と同時に新しいエンタメを
発掘、育成する場所でもありますが・・・・・・
この【育成】と言う部分に若い演者は過剰に期待してしまっているのだと思います。
ライブハウスの業務で会場整備はもちろんですがその他に例えばチケットの販売の
受付業務、会場整理、要所要所での雑務など行ってくれるので
演者として【舞台(ステージ)】に集中できる訳です
チケットノルマなどはそれらの人件費や雑費の【経費】に当てられます
なので、演者はチケットノルマを支払う事でライブハウスの
サービスを受けている事になります。
コレについて【違】を唱えてしまうと 出演できる会場などがなくなると思います。
ライブハウスも店舗なので
サービスを受けられなかったのなら それについては【違】を唱えても問題ないと思いますが。
この様にライブハウスと演者の関係をキチンと理解していないと
過剰な期待をしてしまい【良い関係】を築けないと思います。
では何故?過剰に期待してしまうのか?
冒頭にも書きましたがライブハウスは基本的に【ワンマンライブ】を行う場所で
新人演者は経験の無さや浅さで下積みの気持ちでブッキングライブを選びます
そこで、【お願いする】形をとってしまうので安易なライブハウスとの上下関係が
出来上がってしまいます
初ライブを行った後にハコの関係者に感想を聞いて回ったりしますが
ぶっちゃけですね【良い】か【悪い】かでしか表現はできないと思います
ハコのスタッフも会場の運営には長けていたとしても
その演者の良い所や改善箇所など極端なアドバイスは出来ないと思います
何故なら会場のスタッフは1日の演目を恙無く回せるプロであっても
演者をプロデュースするプロでは無いのだから
そこで大きなズレが生じてしまい 過剰に期待してしまう
過剰に失望してしまう事が起きてしまいます。
そもそも、どんな新人であっても お客さんからチケット代金を頂いて
公演を行っている訳ですからチケット価格以上のパフォーマンスを心掛ける必要は絶対にあります
自分が【新人】であるかどうか?などはお客さんからしたら【関係ない】話です
理解のあるお客さんが付いたのなら【それは物凄くありがたい】事です
ですがそこに一回でも胡座をかいてはいけません 絶対にダメです
コレらの自分達とライブハウスの関係をキチンと理解していないと
【搾取】されてしまいます。
いつの頃からかは解りませんが吾も経験があります
新人の頃ライブハウスのブッキングのお誘いがあった時に【断る】ともう呼んでもらえないなどの都市伝説のような実話・・・・・笑
過去ですがそう言った事がありました
【ウチの誘いを断るのか・・・・・】と
まあ実際にバンドとして出演できる状態で無かったため
断るしか無かったのですが こう言う言い方をしていた時代もある訳ですから
確かに いろんな形で話が変わりチケットノルマが【悪】となるのも
解らないでもないのですが
それでも、ライブハウスとの関係をキチンと理解していないと
この論争はいつまでも続くのでしょう
ただ、間違ってはいけないのはワンマンであれブッキングであれ
基本的な興行主は【演者】だと思っていた方が良いと思います
ライブハウス主催だとしても興行主は【自分】である事
もし納得できないのであれば【出演しない】と言う【選択】も出来る訳です
新人演者だったりすると【焦り】で出演してしまったりして
疲弊してしまう事もあると思いますが
まず最初にすることは【誰かに頼る】事ではなく自分自身で
道筋を考える事だと思います 解らなかったら情報収集するべきです
間違っても【訳知り風】の意見を参考にせずに
情報整理をして自らの道筋を決めていく事だと思います。
吾はエンターテイメントでの生き残り方や道筋の作り方などを
動画にして発信しています 一応20年以上の経験からなる
手応えを感じられるオンラインサロンを現在作成しています
会員制にするつもりなのですが 今でしたらコメントや
DMなどでも【質問】などにも答えられると思いますので
よかったら参考にしていただけたら幸いです
二天一龍の公式HPのコンタクトからも受付可能です
ではでは 長くなりましたが 本日はここまでにしたいと思います
マハロ〜