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Change of the place, Change of the brain.〜神経への指圧をペインクリニックの手技に学ぶ〜

 星状神経節への施術を行った。その効果に、自身の指圧と鍼のイメージが広がった。(深まったというべきか ?)と共に、Change of the place, Change of the brain.ということの真理性、大事性が実感された。

 昨日、肩への鍼の打ち方を、ペインクリニックの手技に学ぼうと、あれこれ見て試す中で、星状神経節への手技を見つけ、それを指圧で試してみたところ、肩部への響きとともに手が暖かくなる感覚があり、これは鍼でも指圧でも使える手技との発見があり、ペインクリニックの手技に改めて一通り目を通している。そのことで、自身の指圧・鍼に新たな発展を持てそうに思えている。

 自身の指圧は、そもそもが神経へ働きかけてのそれであり、そういう意味で、圧を深く深くもっと深く(なぜなら神経は一般的に体の奥深くに存在するから)、となっていったのが、自身の学んだ指圧術であり、それがとりもなおさず自身の指圧の理念でもある。

 自身の指圧技が手押しではなく、体重で!であるのも、何よりも深い圧を得るためのであり、それ以外の指圧の技のあり方も、そこへ収斂するものである。

 そういう意味では、ペインクリニック=神経ブロックの手技には、本当はもっとしっかりと学ぶべきであったと思う。(今までは坐骨神経痛、五十肩に対してのだけが、ほとんど全てであった。)

 では、何故にその意義は分かっていながら、それ以上そこを深めていくことで、神経への手技・施術ということを深めていくことで、自身の指圧(と鍼)の体系を完成させるという努力をしなかったのか?といえば、現在の職場ではそれは必要なかったというか、邪魔であったというか...…という言い訳もあるには違いないけれど、端的には、自身の怠けであったのだ、と反省される。

 新しい職場では、安全第一ではなしに、治すということに振った施術が求められる、と自身では捉えている。神経への指圧(と鍼)ということを、しっかりと深めていきたい。 

 Change of the place ,change of the brain.(場所の移動=全的な環境、それゆえの全的な反映の変更は、アタマの働きを革命レベル、進化レベルで大きく変える...…ということだと自身では理解している...…興味のある方は例えば、『ヘーゲル哲学の道 第2巻 「歴史的国家学」と「学問的弁証法の復権」〔講義〕』(南郷継正著 現代社)等を参照されたい。)は真理なのだと、そしてそのことの実践は本当に大事なことなのだ、と今回の転職で実感されている。

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