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あそび師Kai的、Clubhouseのあそび方
5歳児マインドで日々新しいことにチャレンジしているあそび師Kaiです。
Clubhouseに参加して3日目。ロムったり、ソーシャル(※フォロワーさんまでの公開)で練習会をしてみたり、全公開でちいさく主催イベントを開催してみたりした結果、いま感じていること、そして非常にワクワクしているClubhouseの可能性について書き綴ってみます。
*** Kai視点から見たClubhouseの印象 ***
■ 【音声版Twitter】の名に偽りなし
私は普段から割とTwitterを使う方なのですが、Clubhouseを使ってみて、両者にはすごく近い性質があるなと感じました。
どんな点が似ているかというと【"中の人"のアタマの中が大公開】という点です。
"いかに作り込んだ美しい世界観を演出するか"が勝負のInstagramや、"人生の節目の報告場所"として活用されがちなFacebookとは異なり、言葉のみによるリアルタイムコミュニケーションが行なわれるClubhouseでは、中の人のアタマの中(=思考プロセス)がそのまま垣間見える面白さがあります。完成されたアウトプットではなく、今まさにアタマの中を駆け巡っている思考の言語化…これがClubhouseのおもしろさではないでしょうか。
■ 現状は有名人の話が聞けるトーク番組化している
一方で、個人的に少し食傷気味に感じてしまっているのは、この媒体の多くのルームが芸能人・有名人の方々によるトーク番組化してきてしまっている点。もちろん、そういったコンテンツが好きな人は好きなのでしょうし、一般にかなり需要があることは理解できますが、このプラットフォームが他の多くのメディア同様”消費型”のコンテンツのひと枠に収まってしまうのであれば、ユーザー離れも早いだろうなというのが私の印象です。
1/31現在のClubhouse内トレンドはこんな感じ
① 有名人によるお友達ネットワーク交流会(を多くの人が傍聴)
② 奇抜なことをやってふざけたい勢による悪ノリ・ネタトーク
③ よくわからんがとにかくフォロワーを増やしたい勢によるミュート相互フォロー会
ここ数日の急激なユーザー数の伸びによってClubhouse内でも毎日新しい変化が起きているので、現状の異様なお祭り騒ぎを観察したり便乗したりしながらも、自分なりの楽しみ方を見つけていきたい所存です。
■ アカデミックなお話の傍観者になれる!
私の場合や自然言語学習やAIのジャンルがこれに該当するのですが、興味はあるけど門外漢で、これといった具体的な質問ができるわけではないくらいの距離感ののジャンルについて、専門家同士が会話しているシーンを目の当たりにできるのがおもしろいなと感じています。
デザイナー同士が語り合うデザイントークや、教育関係者たちが語り合う「いまの教育現場について」、あるいは研究者の方々の雑談会…みたいなものまで、傍観者として聞き耳を立てることができるプラットフォームです。
個人的には"方言トーク部屋"みたいなのができてくれると、東京生まれ東京育ちの方言フェチ的には最高に幸せだなぁなどと妄想していて、そういった部屋ができてくると、そこで観察されるコミュニケーションの在り方というのが、意外と言語学や文化人類学的な研究にも役立ったりするのでは…と想像してちょっとワクワクしています。(現在はiOS限定フィルタリングがかかってしまっていることなどもあり、当然研究対象として扱うにはもっともっと広く一般に普及する必要があるとは思いますが…。)
今後の伸びしろに期待です。
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*** Clubhouseにワクワクしている点 ***
■ さくっと内輪の定例によさそう!
ラジオ的な感覚で見知らぬプロフェッショナルたちのお話に聞き耳を立てるのももちろん面白いのですが、これを消費コンテンツ用プラットフォームとしてしか使わないのはあまりにももったいない…!
公開状態を【①オープン(全世界公開) / ②ソーシャル(フォロワーにのみ公開)/ ③プライベート】の3タイプから選択できるこのプラットフォームは、少人数での”ゆるい”会議にもぴったり。ZOOMで資料を共有しながら…っていうタイプのガチなやつではなく、朝会チェックイン的なシーンで活用するのに最適なのではないでしょうか。
使用開始3日目。実はわたくし、まだ人の少ない朝の時間に、ひっそりとオープンイベントを立ち上げました。普段は9時頃に目覚めて活動を開始する非常にねぼすけな私ですが、朝に誰かと会う(話す)約束があるというだけで、スッキリさっぱり爽やかに目を覚ますことができたので、しばらく友人たちと続けてみたいと思ってます。
■ 新しい(フラットな)出会いの場になりそう!
※これが本noteの本題!
前置きが長引きましたが…私がClubhouseに一番期待しているのは、"新しい(フラットな)出会いの場”としての役割です。
あそび師Kaiは、いわゆる一般的な【大人の出会い方コミュニケーション】が非常に苦手です。異業種交流会やオンライン飲み会でも当たり前に行われる、「じゃあまずお一人ずつ自己紹介を…」の流れを聞く度に、「そんなことよりもまず遊ぼうよ✨相手に興味が持てるかどうかはそのあと決める!」と思ってしまいがち。
相手の名前や肩書、普段やっている仕事や活動なんかよりも先に、(この人の声好きだなー)とか、(話すテンポがちょうどいい!)とか、(使う語彙がおもしろいな…)とかもっとそういうファジーかつ具体的な要素で私は人に興味を持ちたい。そんな想いを普段から抱いている人なので、知らない人と「まずは話してみる」ことができるこのプラットフォームにとても可能性を感じています。
残念なのは、1/31現在【無言相互フォロー部屋】なるものが乱立している点。日本人らしいといえば日本人らしい振る舞いではありますが、【中身のわからない人】のフォローを集めることになんの意味がありましょう。この状態が続くと、Clubhouseを上手に活用できるのは有名人だけ!ということになってしまい、その後は単なる有名人によるオウンドラジオ化してしまいそうです。
私としてはそれはもったいなくてイヤなので、我々一般人は一般人なりの楽しみ方、というものを創出していけるといいなと考えています。
*** おまけ:今後に期待な点 ***
■ Android版の普及に期待!
■ 課金システムに期待
この2点は、ググってみたところすでに実装準備中なようです👀
現状Clubhouseへの参加は【招待】をもっていてかつ【iOSユーザー】である必要があるため、招待待ちの人にとっては狭き門。また、招待枠を持っている側からしても参加の意思に加えて【OS確認】が必要なため、ちょっと気軽に声かけにくいんですよね💦 Android版が完成する頃には第二のClubhouseブームが沸き起こることになると思うので、その頃には気軽にお友達とコラボして遊べるツールとして活用できると良いな。
また、課金システムの導入に関しては【対話型の少人数セミナーにぴったりだな!!】と、かなり期待をしています。
個人的に目論んでいるのは、【少人数あるいは1対1での思考実験の場】としての活用法。私が大好きな”アイデア発想"というのは、個人の脳みそをフル活用して思考する必要があるワークです。ZOOMなどのビデオコールによる対話では、スライドを映すなどして視界を共有する分、その間に話し手以外は思考停止に陥りやすいという課題を抱えています。
その点、Clubhouseは”ながら”会話に最適。手元に紙とペンを用意してたまに独り言をつぶやくスタイルのブレストの場としても活用できそうです。今からこの辺の企画を練ったり実際に小さく実験してみたりしつつ、おもしろい活用法を発掘していく予定です。
実験台になってもいいよ✨という人は、ぜひ私のアカウントをフォローしてイベントにご参加くださいね♪
■ フィルタリング機能に期待!
もう1点はフィルタリング機能。今はまさにClubhouseの黎明期。色んなお部屋が作られては人知れず消えていっています。一方で、ちょっと”流行り”ができるとそれを模倣する人も大量に出てきます。特にいま私のテンションを下げているのは前述の通り、乱立する【ミュート相互フォロー部屋】。こういったノイズを除去しておもしろいルームを発見するために、「無言」や「フォロー」などの【特定ワードを含むルームをミュートする】機能がつくとよいなぁと思っています。
あとね、モデレーターやった時はフレンチイグジット(別れを告げずにしれっと抜ける)推奨派。
— あそび師Kai🌟 (@niteandday) February 1, 2021
「すいません私抜けますねー💦ありがとうー!バイバイバイバーイ」ってやると会話が途切れて戻るのにも時間がかかるし、聴いている側にもタイムロス。
この辺の文化は徐々にできあがっていくはず。
以上、利用開始3日目のあそび師Kaiの声でした!
Do something new!(なにか新しいことをしよう!)
これは最近NZ政府が謳っている、私のお気に入りのキーワードです。
誰かの真似をするのではなく、オリジナリティのある遊び方をクリエイティブに模索していきましょー!
あそび師Kai
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