初めての拘置所生活

留置場から見事に昇格した僕は、拘置所へ送られました。僕は、神奈川で逮捕されたので、横浜拘置所です。留置場では、2人部屋だったので、拘置所で1人部屋になり、ストレスは減りましたね。
でも初心者なので、何一つ分からない事ばかりです。担当の職員がいるのですが、もちろん感じ悪い奴で、話したくもなかったですね。

点検?報知器?官本交換?知らない言葉が、ありすぎてパニックです。
点検は、朝夕あるもので、座って部屋にちゃんと居るかの確認ですね。
報知器は、部屋のボタンを押すと、廊下側に呼び出しの札が飛び出して、職員が来るって、ボタンです。
官本交換(官本)は、1週間に1度本を借りれる、移動図書館みたいな感じかな?ほとんど小説でしたね。そこで、僕は小説にハマりました。まぁ、正確には留置場からですが、小説がこんなに面白いとは。めっちゃ読みましたね。
恥ずかしながら、東野圭吾を初めて知ったのもココです。今では必ず新刊出たら、読んでしまうくらいファンなんですよ。

留置場との、おおきな違いは横になってゴロゴロ出来ない事ですね。ずっと、壁向いて座ってないといけません。壁にもたれたりもできません。でも、もたれていいって聞いた事もあって、もたれてたらダメって注意され、どっちか本当か今では謎のままです。運動もあって、横浜拘置所は、屋上に鳥籠みたいな檻があり、そこに入れられて爪切ったり、軽く運動したり出来ます。ヒゲ剃りは部屋で、電池で動くシェーバーで剃ります。拘置所から借りて剃ります。

拘置所での生活は、罪が確定する前と、確定した後でガラリと変わります。確定する前は、まだ疑いのある容疑者なので、刑が裁判で確定してから、犯罪者として扱われるのです。なので、拘置所生活も、刑が確定して犯罪者に昇格すると、職員の態度が急変します。

横浜拘置所では、犯罪者に変わった瞬間から、部屋を移動します。別の建物なのか?職員がドアを空けて中に入った途端に、職員から暴言の連発です。
『早く歩け‼️』今、1番分かりやすいのが、名古屋で有名な接客態度の悪い店『レイジーハウス』あれが、1番イメージしやすいと思います。

そして、今度は何と雑居?(ざっきょ)漢字あってるか分からないけど、8人部屋です。人数は6人でしたけど。

明らかに、ヤクザもいます。知らないけど、多分ヤクザ。絶対そう。入れ墨すごいし、映画でしか見た事ないもん。最悪。言っておきますけど、僕は一般人ですよ。めっちゃ怖いじゃん。
他のメンバーは、ハーフっぽいギャング。
目つき悪い、チンピラ
そんな奴ばかりです。後から分かるのですが、罪名が殺人もいます。そんなメンバーと僕は同じ部屋でやっていけるのでしょうか?

次回は、拘置所の愉快な仲間たち です。

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