いざ、検察庁へ
さて、いよいよ検察庁へ行く日です。
初めは、訳も分からず手錠されて腰ひもつけられ、手錠が見えないように、専用のカバーの様な物を被せます。そして、護送車に乗って向かいます。
この際、通り道の他の警察署に寄り、同じ日に検察に行く受刑者も、拾って行きます。中には、少年もいます。女性も、いたかな?すみません、記憶があいまいで、もしかしたら女性は別々にかも?しれません。
僕は、神奈川で逮捕されたので、横浜の検察庁に連れていかれます。途中、高速乗ったりもします。窓から景色は見えます。中にはカーテンされる事も、あるかもしれませんが、僕達は見えましたね。
コンビニや、それこそ歩いてる人や、女子高生とか普段見えないので、めっちゃ見てしまいます。
マジックミラーなのか?外からは見えないかもしれませんが、護送車が通ってたら、あなたも見られてるかもね?
検察に着くと、全員降りて少し広めの檻の中に入れられます。10人から15人くらい?入ったように思います。みんな、手錠して左右の壁のイスに座って待ちます。壁には黒くて丸いヨゴレが、同じ高さに並んでます。コレは壁に寄りかかる時に出来た、頭の油のヨゴレです。めっちゃ、汚くてキモいです。部屋の中央にも、長椅子があるので僕は、出来るだけ中央に座ってました。
黙って座ってる人もいれば、気さくに話ししてる人もいます。みんな、初めに聞く事は、罪名ですね。
『何したん?』とか、よく聞かれましたね。
僕の様な、性犯罪系は、ピンクと呼ばれ、イジメられるといいます。なので、自分から罪名は言いませんでした。
覚醒剤で捕まった人達は、よく何処で買ってたか、いくら?種類とか、使い方などなど、情報収集に必死でしたね。
お昼は、パンと牛乳が配られます。
何も味が無い、スティック状のパンと牛乳。留置場なら、お弁当なので留置場の方がいいです。
それと、留置場では基本的に横になってゴロゴロ出来ます。漫画やエロ本も見えます。検察は、ずっと座ってるだけなので、時間も長いし、しんどいですね。検察の嫌がらせとかで、全然呼ばれないとかあって、遅い時は終わるのが、17時近くなる事もありましたね。
終わったら、朝乗って来たメンバーが、呼ばれて帰ります。
帰ってからの弁当が、美味しく感じます。
コレが数回あります。検事調べって言うらしいです。
黙秘とか、事件によって回数はバラバラです。
僕は3回だったかな?初めは、裁判所にも行って勾留しますって通告されます。初めは10日(最大20日)ほとんど20日ですけどね。20日経つと、起訴されます。もちろん、その間に示談出来たり、和解成立して、釈放される人もいます。
僕は、刑務所確定なので、安定の20日からの、起訴されーの、拘置所行きですね。
という事で、次回は拘置所編へ、進みます。