一旦緩急あれば…

教育勅語に「一旦緩急あれば義勇公に奉じ、以って天壌無窮の皇運を扶翼すべし」という言葉がある。これは自国が侵略の危機に臨んだ時には国民が自衛に立ち上がってくれ、我々の国が侵略されないように勇気を持って自衛しよう、ということなのであるが「ヒノキミ反対、天皇制反対」の左派リベラルにしてみれば「皇運」が気に入らないのである。

皇運を扶翼するくらいなら潔く中共に降伏しよう。中共なら共産党。ロシア革命バンザイというわけである。

本家本元のソ連ですらもヒトラーのソ連侵攻に対して大祖国戦争と号して独ソ戦を戦い、祖国を守り抜いたわけであるが、かれら左派リベラルにしてみれば共産主義のためなら祖国を守り抜かなくてよいという屁理屈を吟じるわけである。

つまり、左派リベラル、共産主義者は本質的にスパイ、裏切り者という認識で良いであろうと思う。別に日本人や日本そのものがどうなろうとも構わないのである。彼らはただ共産主義の伸張にのみ働くので、そのために日本人が傷つこうとも日本が毀れようとも一向に構わない。それよりも共産主義を重んじる人たちということであろう。

そのために、彼らは「尖閣なんてちっぽけな小島など中華様に献上してしまっても良いではないですか。平和主義ならば領土などにこだわる必要はないでしょう。尖閣がなくなったからといってあなた、何か困りますか?」と言ってくるわけである。

もちろん大困りである。彼らは次に沖縄を中華に献上するだろうし、そうなれば中華は太平洋に進出して日本の交易路は中華の勢力圏に入るわけである。もちろん中華も鬼ではない。レアアースの事例を考えても、輸送する物資にたとえば数倍の通貨税を取り立てるだけで通してくれるとは思う。日本では物価高騰による大混乱が起きるだろうけれど、そんなことは左派リベラル様には預かり知らぬことであるし、共産党や野党にとっては政府与党攻撃の有用なカードになると感じるだけであろう。左派リベラルにしてみれば日本国民が混乱に巻き込まれて命を落とそうともどうでもいいわけであって、それよりも政府与党を攻撃したい。「怒りを自公政権にぶつけろ」といえば全て責任を逃れられると思っているだけであろう。


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