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実際、詰んでいるのだろう

いや、彼女達には悪気はないのだが、離婚後母親単独親権絶対維持派の人はもう意固地になっているんだよね。

多分議論したら勝てないとわかっているのでもうお経のように「男はDV, 虐待、モラハラ」と繰り返すしかないわけである。

離婚が成立していない時の子連れ別居を母親としての当然の権利!と叫ぶ時点でまずは父親の親としての権利を踏み躙っている。親は母親だけであるという単独親権をもう離婚前から行使しているわけで、「それなら婚姻中も単独親権にすれば?」と言うより他ないわけである。

で、多くは行政にDV申請するわけである。行政は別に事実認定を行うわけではなく、申立が不合理ではなかったならばさっさと住民票の秘匿を行うわけである。私が外来をしていた時にパニック寸前の形相をしたお父さんが「妻の住所を知りませんか?」と尋ねてきたことが数回ある。病院に聞かれても困るよねえ、とそういうのは住民票を確認されてはどうですか?とお断りするしかないわけである。(病院にはそんなことはわからないんである)

つまり、DV申請されて行政に妻の住所を秘匿された夫はどこにも申し立てたり抗弁したりする機会はないのである。だから性悪説に立てば、特に証拠もなく主張しておられる夫のDVについては真実性はまことにあやふやである可能性もある。

こういう話題の時には、左派の弁護士さんは「DVも証拠がない場合が多いので、夫が何を言おうとただ妻の証言だけで夫のDVを認定して悪い夫をDV犯として処罰すべき!」というようなことをおっしゃられていたような記憶もあるわけである。

サヨクやフェミニストの皆さんならば「そうだそうだ!裁判など不要。悪い夫は妻の申し立てだけで証拠などなくても全部DV扱いすべきだ!」と声を揃えて叫びたいということなのかもしれないが、そうなるとそもそも法律とか裁判所は不要になるではないか。

流石に裁判所もそこまでは認めないらしいけれど、そういうDV方は使いにくくて仕方がないから使わないとおっしゃっておられたわけである。つまりは男を無条件に犯罪者とするシステムでないと面倒で使いにくいとおっしゃるわけである。

裁判所は夫側からの一切の異議を却下してひたすら妻側が黒といえば黒、というシステムにするのが男女平等であるというわけである。

そして、養育費についてはまあ、そもそも取り決めしているのが半分以下だったと思うし、取り決めない理由の一番多いものももう夫と関わりたくなかったということで、そこではDVや暴力が原因と答えた人はわずかに3%台であったのである。

自分がもう夫と関わりたくないから養育費の取り決めをしていないのに、実際に離婚してみれば毎月入っていた夫の給料は振り込まれることはない。自分が働くと言ってもそりゃキャリアもないわけで時短勤務では多額の給料を出してくれるところも少なかろう。それでふと気がついて夫はなぜ養育費を支払わないのか!キー!と叫び始めたわけである。

いや、夫の方も少なくともこれまでの風習では夫は稼ぐけれど子供の養育には関わらずにいて、養育費も別離のための餞別の意味で数ヶ月しか支払わないものであった。そもそも養育費の取り決めすらしていない場合には「払え!」と叫ばれても払い込む額すら決まっていなかったわけである。それを払え払えの大合唱になったわけであるが、彼らが一つ忘れていたことがある。それは数少ない父子家庭では別居の妻が養育費を払っている率は最近のデータでは7〜8%に増えていたが、それまでは3%ほどでしかなかったのである。

フェミさん達はその事実にはシャラップ!下々の男どもが口答えすな!女性様は給与の男女格差があるので支払う必要などないのじゃ!と怒鳴りつけるだけだったわけである。

まあ、昭和の感覚では男どもは子供に愛着もないので土足で踏みつけて下々の男どもには人権などない、ただ金を払う現金支払機として機会として金を払い続ければいいのじゃ!男尊女卑、家父長制、家制度!と叫んでいれば問題解決のように思っていたのであろう。

けれども、平成の世にはイクメンプロジェクトが始まり、令和には男性育休が始まるのである。子育てを積極的に行い、子どもとの絆を強く持ってしまった夫達は離別だからと言って「ああ、子供の顔もよくわからないから別に一生親子の縁が切れてもいいです」ということにはならなかった。

離婚したとしても親子の縁は切れない、だから親子交流を続けたいという男が増えてきたわけである。これはフェミさんにはちょっと誤算だったかもしれない。けれども、今後も育児に積極的に関わりたいという父親は増えこそすれ減ることはないであろう。

現状では「男は金を払う機会であればあとは縁を切ってくれて結構」ということはなかなか言いにくくなってきているのだと思う。

で、今はフェミさん達は「親子交流を続けて欲しければ文句を言うな、黙れ」と言う無言の圧力をかけているのかもしれない。子供は人質扱いである。こういうことを脳天気に言えるのは私が特に離婚しているわけではないからである。まあ、フェミさんはそんなこと言ってあなたは養育費を払いたくないだけでしょう!と叫ぶわけであるが、今はうちの子は教育に金がかかる年代である。

今年中学受験の人たちもいるだろうけれど、うちの子が中学受験の時には塾代だけで月10万円ほどかかっていたのである。いや、知らんかった。合格した後でその額を聞いて卒倒しそうになった。そういうレベルである。今はいくらかかっているのかなんて恐ろしくて聞けないのである。

こういう事実がどんどんと若い世代に伝播すると男はもうショックで結婚する気持ちや子供を育てる気持ちが萎えてしまうかもしれない。まあ仕方がないと思う。良いニュースなどは男には一つもないのである。

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